【イタリア・ミラノ20日発】ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子(ミラノ・アイススケートアリーナ)で銀メダルを獲得した坂本花織(シスメックス)が、3度目の大舞台を振り返った。

 今大会は団体でもショートプログラム、フリーに出場して銀メダルを奪取。この日のメダリスト会見では「団体も個人も含めて充実していた。とにかく目標にしていた団体、個人の銀メダル以上を目標を達成できたし、今までにないくらい楽しかった」と頬を緩めた。

 個人ではショートプログラム(SP)2位発進も、フリーではジャンプにミスが出た。アリサ・リュウ(米国)に金メダルを譲る形となり「自分の納得のいく演技ができなかったのが悔しい。最後一発決めたかった」と改めて複雑な胸中を吐露。「それでも頑張ってきたことが銀メダルになったと思うので、受け止めようと思っている」と明かした。

 昨晩は「一睡もできなくて、今日の朝まで時間が立つのが早かった」と苦笑いしつつも、ペアで金メダルを手にした〝りくりゅう〟こと三浦璃来、木原龍一(ともに木下グループ)らと「打ち上げをしました」と笑みを浮かべた。

 日本をけん引したエースは、今季限りでの引退を表明済み。「私自身最後の五輪だった。いろんな場面をこの目で焼き付けたいと思っていた。こんな自分を応援してくれた人がいっぱい泣いてくれて、たくさん声をかけてくれて、頑張ってよかった。すごく幸せ者だと思った。21年間やり切ったので未練はない」としみじみ語った。