ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子フリー(19日=日本時間20日)で、審判団が不正な採点を行うとロシアメディアが主張した。
17日のショートプログラムでは、17歳の中井亜美(TOKIOインカラミ)が首位、2位に坂本花織(シスメックス)、4位に千葉百音(木下グループ)と日本勢が躍進。3位には米国のアリサ・リュウがつけた。
運命のフリーを前に、ロシアメディア「スポーツエクスプレス」は論評を展開。「オリンピックでのペトロシアン対日本と米国…スポーツ以外の要因が影響するか」と題して、実力以外の面が結果を左右すると強調した。
同メディアは「主観的な判定が入るスポーツでは、選手の評判と所属する国内連盟の影響力は大きな影響力を持る。2002年のオリンピックでは、ペアスケートで2つの金メダルが争われた〝氷上のスキャンダル〟が記憶に新しい。その後、採点システムが改訂され、審査員の投票操作はより困難になった。しかし、だからといってこの要素が消えたわけではない。不公平な判定や〝特権〟を持つ選手の扱いをめぐる陰謀は、今大会を含め、あらゆる大会であとを絶ちません。こうした疑惑が真実かどうかは大きな疑問だ。しかし火のないところに煙は立たない」と〝権力〟を持つ一部の国に審査が有利になるとの主張を展開した。
そして、有利になっている国をこう指摘する。「現在、フィギュアスケートで最も権威があり、最も裕福な連盟は、米国、日本、フランス、カナダだ。正直に言うと、私たちもかつてはそのリストに名を連ねていたが、今は私たちのロビー活動の力は事実上失われている。結局のところ、選手を後押しする機会は限られている。あからさまなえこひいきは、新たな氷上のスキャンダルを引き起こすリスクがある。ですから私たちは、明らかに優勝候補に有利な舞台裏の活動について語ることしかできない」と指摘した。
続けて「アデリア・ペトロシャンに関しては、国際スケート連盟(ISU)が中立的な立場の選手が表彰台に上がること、ましてや1位になることなど望んでいないという見方がある。これは、ロシアに対する制裁措置の差別性、そして強豪国の一つをフィギュアスケートから締め出すことの愚かさについて、議論を巻き起こすだろう」とロシアから中立選手で出場しているペトロシャンは不利な裁定を受けると予測。そして「要するに、審判団が米国や日本寄りの人間ばかりであることを考えると、ロシアのシングルスケーターを助けてくれる人は誰もいない。むしろ、妨害する可能性が高い。過去3回、オリンピック女子シングルで優勝しているロシアのトップアスリートの可能性を無視するのは、愚か者かフィギュアスケートと無縁の人間だけだ」と審判たちが米国や日本に有利な採点を行い、ペトロシャンは不利な採点を受けるとの見解を示した。
ロシアメディアの主張は、どんな形で議論を呼ぶことになるのか。












