NHK大阪放送局は18日、2026年春放送の連続ドラマ「ラジオスター」(3月30日午後10時45分)の主題歌を担当した歌手・MISIAと松任谷由実のコメントを発表した。

 ドラマの舞台は石川・能登。主人公・柊カナデ(福地桃子)は旅行中に地震に遭い、避難所でさまざまな人と知り合う。その後、再訪した能登で災害FMのラジオパーソナリティーとして奮闘する日々をつづる。

 主題歌「舟いっぱいの幸を」は、作詞・作曲を松任谷が担当し、MISIAが歌い上げる。2人が共同で楽曲を手掛けるのは今回が初めてだ。

 MISIAは「石川県を『第二の故郷』と呼ばれるほど深い思いを寄せ、ご自身も長年、ラジオのパーソナリティーを務めていらっしゃるユーミンさん。昨年ユーミンさんのデビュー記念日にラジオ番組でご一緒した際も、能登の話を語り合いました」と振り返った。

 さらに「そんなユーミンさんが作ってくださった歌は、海の波に乗って生きる漁師さんの歌」と説明。「炊き出しで訪れた奥能登で出会った方々、手を握った方々、抱きしめた方々。どうなさっているでしょうか。元気にしていらっしゃるでしょうか。どうか笑顔の時があってほしい。そう願い、皆さんが舟いっぱいの幸、胸いっぱいの幸を抱いている姿を想像しながら、歌いました」と被災地へ思いをはせた。

 楽曲について「ラジオもまた、電波という『波』に乗って、見えない誰かのもとへ静かに、そして確かに届いていくもの。能登の海の波と、ラジオの電波の波。その重なりの中で生まれたこの歌。物語とともに、聴いてくださる方の心に『幸』を届けられたらうれしいです」とコメントした。

 能登への思いは、同じだという松任谷も「この歌を作っているとき、MISIAの切々とした歌声が重なったとき、この歌の向こうに、たくさんの人々の笑顔や涙が、はっきりと見えた気がしました。必ずや能登だけでなく、今、日本中で窮地に立つ多くの人の心に、この歌が届くことを願っています」と語った。