「Mrs.GREEN APPLE」の東京・国立競技場公演で、一部観客が起こしたドンチャン騒ぎの全容が分かった。複数の関係者、国立の運営サイドが取材に明かした。スイートルームを利用していた複数人の大声、奇声が一般席にも響き渡り、〝レッドカード〟を食らっていた。

 ミセスを巡っては、18日に国立で開催した公演で一部観客の迷惑行為が発覚。国立を運営するジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメント(JNSE)は19日、声明を発表。会場内のスイートルーム「リミナルスイート」で「公演中に弊社(JNSE)の契約企業様・ご招待したお客様が席で騒いでいたことで、公演を妨げる行為がございました」と報告し、ミセスや関係者、ファンに謝罪した。

 複数の関係者によると、リミナルスイートの一室にいた複数の利用者が騒ぎ、それが一般席にも丸聞こえだったという。一般的なスイートルームは密室でドンチャン騒ぎしても室外に聞こえないはずだが、当該の複数の利用者はリミナルスイートの室外スペースで騒いでいたことで一般席にも聞こえていたという。

 JNSEは取材に対し、リミナルスイートは法人向けで「48室」を運用中と説明。迷惑行為があったのはそのうちの1室で、法人が年間契約しているとした。その1室の利用者が問題を起こしたわけだ。

 スイートルームにいながらドンチャン騒ぎが一般席にも聞こえた理由については、リミナルスイートが「食事・懇親のための個室と、個室の外にそのお部屋専用の観覧席が設けられた作り」になっていて、「リミナルスイートの観覧席のすぐ下には一般席が広がっている構造」と説明。観覧席での騒ぎだったため一般席にも聞こえていた。

 迷惑行為については「観覧席で大声で会話したり、奇声を上げたりするなどの行為が公演中、継続しました」と説明。人数は「複数人」とした。

 JNSEは一連の迷惑行為を問題視し、公演中に対応。「弊社係員から複数回、注意・警告を行いましたが状況は改善せず、終演直前というタイミングでしたが、当該ルームのお客さま全員を退場処分とさせていただきました」と明かした。

 国立はアーティストの公演のほか、サッカー日本代表の試合が行われるなど、〝サッカーの聖地〟としても知られる。

 JNSEは今後についてアーティストの公演、スポーツの試合を問わず、リミナルスイートの利用者には鑑賞、観戦のマナー確認体制のさらなる強化実施を宣言。今回と同様のドンチャン騒ぎが起きた際には「すみやかに退場判断を行う」。JNSEが「酩酊者」と判断した場合は当該ルームの利用者の「全員を即時退場させる」。迷惑行為の利用者はリミナルスイートへの「出入り禁止措置」も取るとした。

 ミセスとしては今回の騒ぎはとばっちりだったに違いない。