9日のフジテレビ系ドラマ「夫に間違いありません」第6話後に放送された次回予告で、「葛原紗春には知らない顔がある」とのテロップが浮かび上がった。桜井ユキ演じる紗春は、このところ怪しさが倍増の勢いで強まっている。

 松下奈緒演じる主人公の聖子が、死んだはずだったが生きていた夫の一樹(安田顕)を巡りドロ沼にハマっていく物語。夫に間違いないと警察で確認した水死体は、行方不明の夫を探す集まりで知り合った紗春(桜井ユキ)の夫である幸雄(今里真)の可能性が高まった。

 これまで〝被害者〟に見えた紗春。死体が幸雄なら受け取れる保険金が下りず、逆に聖子が保険金をおでん店の経営にあてて苦境をしのいだ。一樹は聖子と2人の子のため、保険金の返却を逃れようと隠ぺいを提案。自身を別人に偽装し、聖子も協力した。何も知らない紗春は娘の希美(磯村アメリ)もまじえて聖子一家と親しくなり、おでん店で働き始めた…。

 6話では、紗春の〝ウソ〟が謎を呼んだ。希美の体調不良を理由に、出勤を遅らせたいと聖子に打診。電話の際、紗春は保育園の「身体検査」案内を手にしていた。希美が具合悪そうには見えないことから、X(旧ツイッター)では虐待隠し疑惑を指摘する投稿が相次いだ。2日の5話でも、死体確認の材料となった免許証が入った一樹の財布に関連して、紗春の発言がウソではと聖子が疑う場面があった。6話で聖子がこの件を突っ込むと、紗春は幸雄失踪のショックから、記憶の一部に異常をきたしていると訴えた。その言いぶりにもツッコミどころが垣間見えた。

〝ウソ電話〟の後、投げやりな表情でスマホを置いた紗春の悪意を漂わせる目つき。5話では保険会社からのハガキになぜか怒りをぶつけ、放心状態になったかの様子も見せた。エキセントリックな装いの演技は、2021年の日本テレビ系「真犯人フラグ」で演じたシングルマザーの菱田を想起させる。

 菱田は、西島秀俊演じる妻らを誘拐された会社員の相良と同じ団地に住み、怪しげな行動が犯人説も呼んだ。何かと相良を気にかける姿は、聖子を気遣う紗春に通じる。

 X(旧ツイッター)では、桜井について「真犯人フラグは怖かったもんな」「真犯人フラグの時もだけど、なんか謎がある役柄が似合う」「ふとした瞬間の顔がリアルで怖すぎる。さすが桜井ユキさんとしか言いようがない」「紗春さんは菱田さんのイメージしかなくて最初から怪しかった」などと演技が称賛されている。