中国・四川省の村で、ドローンで豚を運搬中、送電線に引っかかり、村が10時間停電した。中国タブロイド紙・新京報などが先日、報じた。

 先月下旬、四川省の村で、ドローンが生きた豚を吊り下げて運搬していた際、誤って送電線に引っかかる事故が起きた。

 車の往来が難しい場所にある畜産農家が、ドローンで十数頭の豚を順次、山から吊り下げて下ろし、旧正月の年越し用の豚(「年猪」)として出荷する予定だった。

 暗闇の中で最初の1頭を運搬している最中に送電線に引っかかってしまったという。現場では関係者がドローンを外すように試みたものの、いずれも成功しなかった。

 この事故により村が10時間停電し、その後、地元の電力会社が12人の作業員を派遣し、緊急修理によって電力はすでに復旧した。

 当局は、飛行禁止空域の規制に違反した疑いでこの畜産農家を捜査している。

 中国の農村部では農業におけるドローンの使用が増加しているが、通常は作物の監視や植え付けなどの作業に限られており、家畜の輸送には使用されていない。

 当局は「畜産農家が有罪となれば、行政罰が科せられ、電力インフラへの損害に対する賠償を求められるだろう」と述べている。