危険なにおいがプンプンだ。8日投開票の衆院選は各局で選挙特番が放送される。各局のMCやコメンテーターによる各党トップや幹部への直撃が見どころで、「LIVE選挙サンデー」(フジテレビ系)で、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏とれいわ新選組の大石晃子共同代表が激突すれば〝放送事故〟となりかねない。

「LIVE――」では宮根誠司と宮司愛海アナがダブルMCを務め、神田愛花、元NHKの岩田明子氏、ゆめぽて、橋下氏がスタンバイ。フジは「〝一切忖度ナシ〟橋下徹は、選挙を終えたばかりの高市総理大臣ら各党の党首に生直撃」と予告している。

 橋下氏とれいわは因縁が深い。過去の選挙特番では橋下氏と山本太郎代表が口角泡を飛ばすのが恒例だったが、一昨年の衆院選では山本氏が体調不良で出演を全キャンセル。昨年の参院選では「選挙に関係ない嫌がらせや些末なこと、事実誤認のレッテル張りみたいなことをされる」とれいわは開票センターを開かずに選挙特番自体への対応を〝ボイコット〟していた。

 ところが、今回は一転、れいわは開票センターを設置し、山本氏不在の中で、大石氏、櫛渕万里共同代表、高井崇志幹事長が選挙特番に対応すると発表した。

 橋下氏と山本氏は犬猿の仲だったが、大石氏とはそれ以上の〝混ぜるな危険〟のレベルだ。2008年に橋下氏が府知事就任時の朝礼で「どんだけサービス残業をやっていると思っているのか」とかみついたのが当時、府職員だった大石氏だ。

 21年には大石氏が「アメとムチでマスコミをDVして服従させていた」などの発言で、橋下氏から名誉毀損で訴えられ、訴訟に発展した。その後も双方はバトルを続行しており、選挙特番で直接対決となれば、激しい舌戦となるのは必至だ。