トランプ米大統領は6月14日で80歳となり、米国史上最高齢の大統領となる。2024年の大統領選では、当時81歳だったバイデン前大統領の精神状態が不安視されて撤退したが、トランプ氏はそれより高齢だ。最近の暴走ぶりに対し、精神状態が危険だという意見が続々と出ている。
トランプ氏は、21日のダボス会議で演説した際、領有に意欲を示すデンマーク自治領グリーンランドを何度もアイスランドと言い間違えた。トランプ氏はバイデン氏を「スリーピー・ジョー」とからかっていたが、今やトランプ氏はそのバイデン氏の政権末期の健康状態と比較されるようになっている。
米政治メディア「ポリティコ」は28日、スロバキアのフィツォ首相が複数の欧州首脳に対し、トランプ氏の精神状態への懸念を打ち明けたという。
フィツォ氏は17日に米フロリダ州にあるトランプ氏の別荘マール・ア・ラーゴでトランプ氏と会談した際、ショックを受けたほどその精神状態に危険を感じた。その後、22日にブリュッセルで開かれたEUの臨時首脳会議で、一部首脳らに「アウト・オブ・ヒズ・マインド(正気を失っている)」と明かしたという。ただし、フィツォ氏はXに「憎悪に満ちたポリティコのウソを断固として拒否する」と投稿している。
また、トランプ氏の姪メアリー・トランプ氏は、叔父がアルツハイマー病を患っている可能性があると示唆した。メアリー氏はユーチューブチャンネルで、トランプ氏が1999年に93歳で亡くなった祖父フレッド・トランプ氏に似てきていることから、退行性の病気であるアルツハイマー病の可能性があると述べた。フレッド氏は生前アルツハイマー病を患っていた。
フレッド氏の衰えを目にしてきたメアリー氏は、米誌「ニューヨーク・マガジン」に、トランプ氏とフレッド氏に共通する気掛かりな表情を指摘。「時々、彼は時間や場所を正しく認識していないように見えます。そして、時折あの〝鹿がヘッドライトに照らされたような〟表情を目にするのです」と話している。
トランプ氏は1月2日、自身のSNSトゥルース・ソーシャルに「ホワイトハウスの医師らは、私が『完璧な健康状態』にあり、他の大統領や歴代副大統領が受けたがらなかった認知機能検査で、3回連続で『優秀な成績』を取ったと報告しました」と書いた。
これに対し、米メディア「デーリー・ビースト」は先日、心理学者ジョン・ガートナー博士の「年齢を理由に、健康診断の一環として一度、認知機能検査を行うことなら、まだ正当化できるかもしれません。しかし、3回も実施しているということは、認知症を評価しているのではなく、認知症をモニターしているということです」との見解を掲載。そして、ガートナー氏は「大統領の行動がますます不安定になっているのは認知能力が低下している証拠です」と指摘している。











