全米ボクシング記者協会(BWAA)が発表した2025年度最優秀ファイターの最終候補選考が波紋を広げている。

 BWAAは最優秀ファイターに世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)や引退を表明した元5階級制覇王者のテレンス・クロフォード(米国)ら5人を選出。しかしパウンド・フォー・パウンド(PFP、階級差のない最強ランキング)で1位の世界ヘビー級3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)の名前がなかった。

 海外メディアの「RBC―UKRAINE」は「驚きの選外」とし「ウシクは最優秀ボクサー5人にノミネートされなかった。他のランキングでの順位を考えると、このウクライナ人がリストから外れていることは物議を醸している」と報道。BWAAの選考を疑問視し「2025年、ウクライナ人にとって記念すべき年だったことを改めて認識しておくべきだろう。彼はキャリア3度目(世界ヘビー級4団体統一など)無敗チャンピオンとなったのだ」と皮肉を込めて伝えていた。

 また、日本勢は井上以外にも最優秀ファイト部門にWBA、WBC世界フライ級王座統一戦を戦った寺地拳四朗(BMB)―ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)戦がノミネート。最優秀トレーナーに井上の実父・井上真吾氏が候補入りした。