肉体はビッグバンさせない。ボクシング世界4階級制覇を目指して1階級上げたWBA・WBC・WBO世界スーパーバンタム級1位の中谷潤人(28=M・T)が16日、都内で行われた「エキサイトマッチSP『中谷潤人 vs エルナンデス』」(19日午後9時、WOWOWプライムとWOWOWオンデマンドで放送・配信)の収録に参加した。

 昨年12月27日にサウジアラビア・リヤドでのセバスチャン・エルナンデス(メキシコ)戦を解説。転級初戦で相手の打たれ強さと手数に苦しんだ判定勝ちに「階級の差も少なからずあった。アジャストしていかないといけない」と語った。

 階級への適応と言えば、元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)は階級が上がるにつれて筋量が増してたくましくなっていった例がある。だが、中谷は「めっちゃ筋肉をつけることは考えていない」と〝マッチョ化〟は否定。「動きに支障がない、でも、よりプラスに働いていく筋力(強化)はやります。下半身はずっとやってきていることなので、しっかり安定させていくのが必要」と動きと技術に悪影響を与えない程度での筋量増を意識する考えだ。

 5月には、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とのビッグマッチ実現が濃厚。報道陣から苦戦で評価が下がったと指摘されると「今回出た反省点はたくさんある。それをどう成長につなげていくか。そこを僕なりに超えていけたら」と前を向いた。反省をビッグバンのエネルギーに変えていく。