【カップめん評論家taka :a激推し!トレンド最前線】大人気ブロガーがカップめんの〝推せる新作〟を徹底解説する好評企画。今回はインパクト抜群の4品を厳選してお届けします!

 もはや油そばがオマケに見える!

【絶対「ななチキ」とトッピングを!】セブンプレミアム「ななチキ推奨 ぶぶか油そば」(278円+税)
 

26年1月13日発売
26年1月13日発売
926kcal!
926kcal!

 1994年(平成6年)2月に創業した“知る人ぞ知る小さな屋台”を原点に、現在は東京・吉祥寺にて「油そば」と「東京風醤油とんこつらーめん」を提供している専門店「ぶぶか」監修による本商品は、同シリーズ初となるセブンプレミアムからの新作で、まさかの「ななチキ」トッピングを推奨した一杯。そのコンセプトやパッケージのインパクトも申し分ないけれど、正直な話それ以上でも以下でもないんじゃないかと高を括っていました。ところがどっこい、めんとタレはカップ油そば売上No.1ブランド「明星 ぶぶか 油そば」のDNAを忠実に受け継ぎ、片や具材はキャベツさえも入っていないけれど、本商品専用の「ザクザクふりかけ」と「特製スパイス」が実に面白く、前者の食感が揚げたての衣を彷彿とさせる臨場感を表現。

 後者は某フライドチキン専門店の光景が浮かぶような配合で、全体の本格感がイッキにブースト。もはや油そばがオマケに思えてしまうほど、想像以上に「ななチキ」の本格さ爆上がり。購入を検討されている方は、絶対に「ななチキ」をトッピングしてください。カロリーが気になる? 総熱量は“926kcal”なので、他の食事でカバーすれば大丈夫。

【爆誕「時短二郎」】日清食品「カップヌードル 背脂豚骨醤油 ビッグ」(271円+税)

26年1月5日発売
26年1月5日発売
ニンニクと醤油がキレッキレのスープ
ニンニクと醤油がキレッキレのスープ

 というわけで、いきなりトッピング推奨のカップめんからスタートしましたが、その流れで紹介しておきたいのが「もやしカスタム」を推奨している本商品。2021年(令和3年)2月1日発売の「カップヌードル ガツン!とスタミナ醤油 ビッグ」とベースが酷似していたので、個人的には再販に近い内容に思えたのですが、ニンニクと醤油がキレッキレのスープは日清食品が得意とする“二郎インスパイア商品”の王道を地で行く路線。近年、遠慮しがちな味付けが多かったBIGシリーズの変わり種からは想像できないほど、その頼りなさを正面から打ち砕く力強いアプローチから、これ単体でも充分に満足できる内容です。ええ、メインの謎肉は量が少なく、二郎インスパイア商品で定番のキャベツも特筆して多いわけでもない、かやくの頼りなさを除けば…。

「もやしカスタム」を推奨
「もやしカスタム」を推奨

 そんな「カップヌードル 背脂豚骨醤油 ビッグ」に補って余りあるボリュームを与えてくれるのが「もやしカスタム推奨」のアレンジで、レンチンした「もやし1袋」に「醤油小さじ1」と「塩こしょう5振り」で味付けを施さなければいけない手間を要するのですが、おかげでレンチンもやし1袋ぜんぶ入れてもスープが薄まることはなく、それどころか濃すぎるとさえ感じるストロングな味わいの“時短二郎”爆誕。もやしの風味とスープの相性も素晴らしく、食べ応えアップについては言わずもがな。無論、カップヌードルの頼りないフライめんは確実に伸びてしまうけれど、もやしのシャキシャキ食感とジャンクな柔めんが奏でるコントラストは意外とクセになるハーモニー。さらにカップめんで不足しがちな食物繊維も補える、そういった意味でも有意義な提案でした。たった50円の追加投資と少しの手間で、幸福度は3倍に跳ね上がります。しかし、熱湯だけで軽率に楽しめるのもカップめんの魅力。本商品のようなカスタム訴求が常套化してしまうと、この業界は熱湯だけでは満足できなくなってしまうのじゃないか…。

【白米が欲しくなる力強さ】日清食品「カップヌードル 辛味噌」(236円+税)

26年1月12日発売
26年1月12日発売

 いいえ、そんなことはありません。前述のカスタム推奨カプヌ発売から1週間後、後入れの小袋さえも別添していない、正真正銘“熱湯だけで完結する”新作を世に送り出した日清食品。こちらは不動の人気商品「カップヌードル 味噌」の血筋となる姉妹品で、2024年に登場した「白担担」と「白味噌」に次ぐ冬限定の「クセ旨」シリーズ第3弾。いつもの「味噌」とは一線を画す、豆板醤風の旨辛濃(うまからこい)仕上げがコンセプトの一杯で、辛さレベル3/5の硬派な辛さと3種の味噌をブレンドした濃いめの味付けを特徴とし、喉から手が出るほど白米が欲しくなるような力強いテイスト。

硬派な辛さと3種の味噌をブレンドした濃いめの味付け
硬派な辛さと3種の味噌をブレンドした濃いめの味付け

 しかし、すりごまのパンチやニボシ粉末の隠し味など、きちんと定番の「味噌」を尊重した奥行きのある設計で、さらに野菜と肉の旨みも丁寧に効かせることで最後まで飽きさせない、さすがの完成度を誇っていました。ちなみに同時発売品の「白味噌」は、ほぼほぼ前回と同じ内容なので、安心してお召し上がりください(同時発売品の「白味噌」は即席カップめん業界でも珍しい針生姜のアクセントが見どころです)。

【カニの歴史覆す】エースコック「まるごと蟹の旨み 蟹醤味噌ラーメン」(271円+税)

25年11月17日発売
25年11月17日発売

 こちらは昨年11月発売品なので、もうコンビニでは取り扱っていないかもしれません。ただ、もしスーパーマーケットやドラッグストアなどで見かけたら積極的に試していただきたい一杯。カニを題材にしたカップラーメンも珍しくない昨今、それらには甲殻類特有の芳ばしさを分かりやすく押し出したテイストが多く見られますが、本商品は蟹醤(かにびしお)を強く主張しているように、独特の発酵感と複雑な旨みの掛け合いが面白く、なんとも仰々しいパッケージのデザインとは裏腹に派手さを抑えた上品な着地。

独特の発酵感と複雑な旨みの掛け合い
独特の発酵感と複雑な旨みの掛け合い

 かにがら粉末による顕著な芳ばしさや中腸腺(いわゆるカニミソ)のクセに期待していた場合、物足りなさを感じてしまうおそれもあるけれど、蟹醤の個性を最大限に尊重した即席カップめんは過去に類を見ません。この商品と出会えた方は、前例のない熟成感と発酵感を意識しながら味わってみてください。

 各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」参照。

 ※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。