フィギュアスケート女子でミラノ・コルティナ五輪代表の中井亜美(17=TOKIOインカラミ)が14日、千葉県内で公開練習を行い、大技の原点を明かした。

 トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器に、シニア1季目で大舞台への切符を勝ち取った。約30分間の練習ではトリプルアクセルを2本着氷させるなど、好調ぶりをアピール。「緊張感もあるけど、今はワクワクの方が大きい。この気持ちのまま五輪で頑張りたい」と力を込めた。

 その中井は小学5年からトリプルアクセルの練習を始めた。「憧れていた浅田真央さんが、トリプルアクセルをずっと跳び続けていた姿を小さい頃から見ていた。自分も憧れの選手と同じジャンプを跳びたいと思っていた」と明かす。だが、当初は苦戦を強いられた。「ずっと練習していて、ヒザから落ちるみたいな感じでずっとやっていたので、本当に大変だった」と苦笑いを浮かべた。

 家族も心配するほどだったが「どうしても跳びたかったので、あきらめずに頑張った」と懸命に練習を重ねた。その過程では「両ヒザや腰に結構アザはできていた」と回想。それでも、小学6年時の3月頃に「(当時通っていた)アイビス(SC)を辞めて、MFアカデミーに行くと決めて最後に出場した新潟の大会の6分間(練習)で、たまたま1本着氷した。その時は本当に跳べたか分からないぐらいふわふわした感覚だった」と念願の大技を成功させた。

 尊敬を抱くスケーターと同じジャンプを着氷させたことで「ずっと憧れだったし、女子選手にとって、トリプルアクセルは難しいジャンプ。それを跳べたのはすごくうれしかったし、これから武器にしていきたいと思った」と自信を深めた。鍛錬を経て武器となった大技で、初の夢舞台でも輝くことはできるか。