大みそかの格闘技イベント「RIZIN師走の超強者祭り」(さいたまスーパーアリーナ)に、RIZIN無差別級GP覇者のミルコ・クロコップ(51)が来場して、自身の〝現在地〟を明かした。
RIZINの前身「PRIDE」ではエメリヤーエンコ・ヒョードル、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと〝ヘビー級3強〟を形成してしのぎを削り、一時代を築いた。米UFC、ベルトを獲得したIGFを経て、2016年にはRIZINに参戦し、42歳で無差別級GPを制覇。衰えぬ闘争心を見せつけたが、19年3月に引退を表明している。
現役当時より心なしかふっくらした肉体となったミルコは、大会中に報道陣のインタビューに応じた。今回は18年10月以来、7年ぶりの来日。10周年を迎えたRIZINについては「団体として〝サバイブ〟してきて、うれしく思う」と頬を緩ませた。
クロアチアの自宅にあるジムで日々、トレーニングを続けており「RIZINでチャンスをもらえるのであれば、彼らを送り込みたい」という22歳、25歳の若いファイターとも練習を共にしている。ミルコは「見ての通り相当動ける。若手がついてこられない厳しいメニューを組んでいる」。
さらに「引退した今でも、心も体も自分はファイターだ」と断言し「(トレーニングは)健康維持という面だけでは理解できないくらい、自分を追い込んでいる。PRIDEの時代と同じように毎日激しいスパーリングはできないが、スパーリングも継続している」。来日前の練習でもレスラーとスパーリングを行い、鼻をケガしたという。
理由は簡単。「何かあった時には、51歳でも動けるように準備している」と、オファーがあればリングに上がるつもりだ。「決まるのか決まらないのか」と実現には至っていないものの、PRIDE時代のライバルだった〝氷の皇帝〟ヒョードルからは時々「ボクシングのエキシビションマッチをやろう」と連絡があるという。
RIZINの若いファイターたちへの助言を問われると「まず誰よりもトレーニングすること」ときっぱり。「メンタルの部分で常に緊密に長く保って、トレーニングをしていく」とし、その中で若いファイターたちには「誰よりも優れた一つの武器を持て」と教えているという。自身の左ストレートや、左ハイキックのような「絶対に仕留められる」という必殺技を習得することを勧める。
インタビュー後の記念撮影にも柔和な笑顔で応じた〝ターミネーター〟だが、ファイターとしての内面は変わっていないようだ。














