格闘技イベント「ONE SAMURAI 1」(29日、有明アリーナ)で、ONEアトム級ムエタイ世界王者の吉成名高(25)が、ソンチャイノーイ・ゲッソンリット(25=タイ)に判定勝利で初防衛に成功した。
現在、脅威の40連勝中の吉成は、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」のオープニングテーマ「序曲」をバックに入場。開始早々、サウスポーに構えた吉成はスピードを生かした攻撃でコントロールし、1Rのペースをつかんだ。
2Rは突進してくるソンチャイノーイをいなす展開。だが途中、そのパンチの被弾で鼻から出血して苦しませられた。それでもラウンド終盤にバックブローを放つなど、意地を見せる。3Rも激しい攻防となるが、吉成が打撃でソンチャイノーイの右目尻をカットして出血させた。
4Rは距離を取りつつミドルキックやテンカオを放ち、ペースを取り戻しにかかる。これが奏功して有効打を数多くヒットさせた。そして迎えた最終5Rも、距離を制して打撃をヒットさせる。中盤には相手の隙をついて転倒させるなど、華麗なテクニックも見せた。
試合が終了すると、両者はハグして健闘を称え合う。判定3―0で勝利した吉成は「初防衛戦ということで、自分の中で今までで一番きつい練習をしてきた自信もあったし、絶対にいい試合をするっていう気持ちでリングに上がったんですけど、ソンチャイノーイ選手は一度KOで勝っている選手だったんですけど、今回見違えるように強くなっていて…。自分も心が折れそうになるシーンがあったんですけど、みなさんの応援のおかげで力強い気持ちで試合を再開して、こうしてベルトを守ることができました」と話し、歓声を浴びた。












