イングランド・プレミアリーグで日本代表MF三笘薫(28)の所属するブライトンが中国に謝罪を表明した騒動の余波が拡大している。

 ことの発端は、ブライトン・アカデミーの公式X(旧ツイッター)が投稿した三笘の写真。英公共放送「BBC」など現地メディアが報じたところによると、三笘は旧日本陸軍の小野田寛郎氏の写真を手にしていた。

 これを受けて中国で批判が続出。そしてクラブ側は「プレミアリーグ・クリスマス・トゥルース・トーナメント(第1次世界大戦中のクリスマスに休戦したことを記念する大会)へのアカデミーの参加に関する最近の投稿によって中国で不快な思いをさせてしまったことを、クラブは心からおわび申し上げます。私たちは中国のファンのみなさんを大変大切に思っており、不快な思いをさせる意図は一切ありませんでした」と異例の謝罪文を発表した。

 だが中国では騒動が収束しておらず、それどころか波紋が広がっている。韓国メディア「スポーツ朝鮮」は「中国サイト『新浪網』は、中国スポーツくじが3日のベッティングセッションで予定されていたブライトン対アストンビラ戦の日程を『クラブの事情』により中止したと報じた」と伝えた。くじの対象から急きょブライトンだけ削除される異例の措置が取られたというのだ。

「中国スポーツトトは迅速に対応した。ブライトン戦を『厚かましいコンテンツ』ということを理由にキャンセルした」と強調。プレミアリーグは巨大市場の中国を重視している背景もあり、この動きは今後〝ブライトン外し〟につながるとの見解を示し「プレミアリーグの複数クラブが14億人の大陸である中国市場の開拓に注力する中、ブライトンが当面は中国に足を踏み入れる可能性は低いようだ」と同メディアは指摘している。

 三笘の写真を巡るブライトンの騒動は中国でどのような展開を見せるのか。今後が気がかりだ。