高市早苗首相が24日、国会で所信表明演説を行った際に複数の国会議員が大声でヤジを飛ばしたことに批判が集まっている。
X(旧ツイッター)では「ヤジ議員」という言葉がトレンド入りし〝犯人〟探しが行われる始末。そんな中、テレビ東京「WBS(ワールドビジネスサテライト)」のデスクを務める篠原裕明氏が自身のXで「このヤジ誰だろう?」といぶかしんだあと、国会内におけるヤジについて次のように言及した。
「ヤジは議会の華とも言われます。自民党も野党の時は激しくやっていました。そもそも議会内の議員の言動を規制することはなかなか出来ないと思います」
その上で、〝許されるヤジ〟の3つポイントと番外一例を提示。
①タイミングが良いか
②相手側をも唸らせる内容か
③国民の共感を呼び起こせるか
番外 ユーモアがあるか
篠原氏はあくまで一般論をつづっただけだが、それでもSNS上では「演説をただ邪魔するのは最悪」「いつまで昭和の概念を引きずるのか」「今回のはヤジではなく雑音」と〝永田町の常識〟を疑問視するリプライが多く寄せられた。
実際のところ規則はどうなっているのか? 衆議院規則の第2節「秩序」では「議員は、議院の品位を重んじなければならない」(第211条)、「議事中は濫りに発言し又は他人の演説を妨げてはならない」(第216条)と定めているものの、これら「第2節 秩序」に関する問題はすべて議長が決するとも明記されている。
つまり議長の判断次第で、ヤジだけで処罰されることはほとんどないのが長年の慣習になったというわけだ。
ちなみに2019年には立憲民主党の熊谷裕人参院議員が「国務大臣のやじに関する質問主意書」を提出。
日本国憲法第51条は「両議院の議員は議院で行った演説、討論又は表決について、院外で責任は問われない」と定めているが、「国務大臣は議員と同様に免責されないのではないか?」「国務大臣が品格のないヤジを飛ばすのは不適切ではないのか?」との主旨の質問をしたが、このときの政府回答は「院内における発言の在り方については、国会の運営に関することであり、政府としてお答えする立場にない」というものだった。
ヤジにキレてもろくなことはない。2000年11月には森喜朗首相の不信任決議案に対する松浪健四郎衆院議員(当時)が、野党からのヤジにブチギレて演壇上からコップに水をかける事件が起き、松浪氏は懲罰委員会にかけられ25日間の党員停止処分を受けた。












