大リーグ公式サイトは22日(日本時間23日)、マリナーズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦で殊勲の逆転3ランを放ち、ブルージェイズを32年ぶりのワールドシリーズ(WS)に導いたジョージ・スプリンガー外野手(36)が行っている、吃音(きつおん)のある子どもたちの支援活動「SAY」に関する特集記事を掲載した。

 スプリンガーは「僕は一日中、君が嫌がってもおしゃべりし続けるよ。昔の僕はそうじゃなかったけどね。吃音のあるお子さんを持つ親御さん、あるいは吃音のあるお子さんに出会ったことがある親御さんやみんなにとって、物事は楽になるんだってことを僕が証明できればいい。やりたいことをできる。言いたいことを言える。なりたい自分になれるんだよって」と話す。

 同サイトによればスプリンガーも子供の頃から同症状に悩まされてきたという。「大リーグのスター選手へと成長した今、自身のプラットホームを活用し、吃音のある子どもたちを励まし、言いたいことを言えるよう力づけてきた」と活動を伝えた。

 世界人口の約1%が吃音症を抱えていると推定されており、米国では300万人以上、カナダでは40万人に相当。また全米吃音協会によると最大5%の子供が吃音の時期を経験し、その時期は2歳から5歳の間に始まることが多いという。幼少期に吃音症だった子供の多くは最終的に完治するが、スプリンガーを含め、成人になっても悩まされる子供も少なくない。

 スプリンガーは「皆さんにぜひ理解してほしい最も重要なことの一つは、ただそれを受け入れる必要があるということ。自分という存在を受け入れる。自分の話し方を受け入れること」と話し、周囲の理解を呼びかける。

 ブルージェイズの本拠地ロジャース・センターの隣にそびえ立ち、トロント市内どこからでも見える高さ1815フィート(553メートル)のCNタワーは、10月22日の国際吃音啓発デーを記念し、夜は緑色にライトアップされるという。