米プロバスケットボールNBAブルズとツーウエー契約を結んでいる河村勇輝が、名門で成功すると地元大手メディアが太鼓判を押した。
河村は7日(日本時間8日)のプレシーズンマッチ初戦となるキャバリアーズ戦で途中出場すると、チーム最多の5アシストをマーク。昨季の東地区でレギュラーシーズン1位だった強豪を相手に鮮烈なパフォーマンスを披露して、全米に衝撃を与えた。
河村が本契約を狙うブルズは、同じポジションの選手が多くサバイバルは不利とみなされている。しかし、地元の有力紙「シカゴ・トリビューン」は、河村が名門でブレークするとズバリ予想している。
「全速力で疾走する河村勇輝は止められない」と題して、そのプレーぶりを絶賛。「最初のステップだけではない。動き出した瞬間からディフェンダーのバランスを崩し、体を傾け、体をくねらせ、そして突然急停止する。彼の動きを予測するのは困難だ。なぜなら彼の視線は一点に定まっていないからだ。ゴールと、ゴールへの執念とアシストへの執念が、等しく渦巻くチームメートの動きに、彼の視線は二分されている」と唯一無二のセンスはNBAトップクラスのレベルだと分析する。
「待てよ、なぜこの男はNBAで成功できないんだ? 河村はリーグ2年目を通して、コーチ陣やゼネラルマネジャーたちに、この問いへの答えを突きつけたいと考えている」とNBAで成功できないはずはないと猛プッシュする。
最大の弱点についてもこう指摘する。「河村の出場機会の少なさは、彼の最大の弱点に起因している。身長5フィート8インチ(約173センチ)という彼は、リーグ最小の選手なのだ」と身長の低さを強調した上で、いまやそれは克服が可能とこう説明する。
「河村はドノバンのハイペースなシステムでプレーできれば、その差は目立たなくなるだろうと期待している。ブルズは昨シーズン、トランジションプレーと激しいボールムーブメントを重視したアップテンポなスタイルを軸に、オフェンスを再構築した。これらは河村のプレーにおける最大の強みと言えるだろう。オープンコートでは、スピードが体格の不利を上回り始める。ハーフコートでは、ポイントガードがひしめく中でも、彼のパスは際立っている」。身長の低さは実は弱点にならず、それどころかNBAでは小柄な体格ゆえに繰り出される抜群の瞬発力や俊敏性が大きな武器になり、何より大きいのは現体制のブルズのチームスタイルが河村の特長とピッタリ合致しているというわけだ。
河村もブルズのスタイルについて「自分に合っていると感じています」と大きな手応えを口にしており、「このシステムが大好きなんです。だからブルズのオフェンスに慣れるのに、それほど時間はかからなかった」と水を得た魚のように生き生きとしている。
河村がブルズで旋風を巻き起こしそうな予感だ。












