F1シンガポール・グランプリ(GP、決勝5日)で12位と入賞を逃したレッドブルの角田裕毅(25)の去就問題について、米メディアが残留の可能性は「ゼロ」と断言した。

 レッドブルは今月末に来季のドライバー編成を確定させる方針だが、角田は重要なタイミングでアピールが不発。極めて厳しい状況に陥った。

 米モータースポーツ専門メディア「オートレーシング1」は、今回の結果を受けて「レッドブルがバックマーカーの角田を引き留める可能性はゼロ」と退団方針が確定したとの見解を示した。

「角田のレッドブルの将来は、シンガポールでの悲惨な週末でポイント圏外となり、チームメートに周回遅れとなったことで、ますます暗くなってきている」と厳しく指摘する。

 元F1ドライバーのギド・ファンデルガルデは、北欧の動画配信大手「Viaplay」で「痛いね! 本当につらいインタビューだった。彼は完全に混乱している」とレース後の角田の様子について指摘。「まず、彼はチームメートに周回遅れにされた。次に、ペースは非常に良く、速かったと言っているかもしれないが、実際には非常に遅かったんだよ。そして最後に、オープニングラップもひどいものだった」と今回のレースはあらゆる面でダメだったとぶった斬った。

 またファンデルガルデは、角田の苦戦は技術的な面だけでなく、精神的な面にも及んでいると強調。「彼のインタビューを見ればそれが分かる。彼は何を言えばいいのか、どこを見ればいいのか分からないんだ。完全に途方に暮れている。誰のせいにもできません。ただ鏡を見て、自分は十分ではないと言うことしかできないんだ」と精神的にも追い詰められており、もはや結果を出せる状況にはないと分析した。

 レッドブルでシミュレータードライバー兼開発ドライバーを務めるルディ・ファンビューレンも、角田に言及。「状況は正しい方向に進んでいない。結果が出なければならないのに、それが出ていない」と厳しく評価した。

 もはや挽回は不可能なのか…次戦の米国GP(決勝19日=日本時間20日)の前に角田の去就問題は〝決着〟がつく可能性もありそうだ。