F1シンガポール・グランプリ(GP、決勝5日)で12位と入賞を逃したレッドブルの角田裕毅(25)を現役のベテランドライバーが忖度なしにぶった斬った。

 角田は13番手からスタートしたが、肝心の出だしで失敗。1周目からどんどん後続に追い抜かれて、あっという間に17位へと下降してしまった。その後はピットストップや、中盤で速さを見せるなど一時は追い上げを見せるも、序盤のミスが大きく響いて、入賞圏外の12位でフィニッシュ。ノーポイントの終戦となった。

 フォーミュラEで活躍する現役のベテランドライバー、サム・バード(38)は、解説を務めた英公共放送「BBCラジオ」で角田の走りについて言及。「角田の出来は十分ではなかった」と酷評した。

「チームメート(マックス・フェルスタッペン)が2位で戦っている車で周回遅れになるのは、角田裕毅とレッドブルのガレージ側にとって十分ではない」とバッサリ。レッドブルのマシンは後半戦に入って大きく戦闘力が向上しており、フェルスタッペンは近走で続けて優勝争いを展開。この日も最後まで首位を争い、最終的に2位に入った。同じマシンで周回遅れの失態を演じた角田には、もはや言い訳は通用しないと厳しく評したのだ。

 去就問題が大詰めを迎える中で、レッドブル側が来季契約を確定させる10月のレースはヤマ場となるが、その初戦で大きくつまずいた角田。次戦の米国GP(決勝19日=日本時間20日)は、まさにF1での未来をかけた正念場の一戦となりそうだ。