大相撲秋場所11日目(24日、東京・両国国技館)、横綱豊昇龍(26=立浪)が関脇霧島(29=音羽山)を下し、初日から無傷の11連勝となった。

 豊昇龍は、霧島を上手投げで下した取組後に「しっかり集中できているので、いいと思います。11連勝? あまり気にしていない。一日一番、気を引き締めて頑張ります」と言い終えると、自ら取材を切り上げた。

 7月の名古屋場所は、左足親指のケガで途中休場。新横綱からの3場所で合計8個の金星を配給し、15日間を皆勤できたのは1度のみ。それでも今場所は初日から対戦相手を圧倒し、前日10日目には三役経験者の幕内若元春(31=荒汐)をすくい投げで1回転させて完勝した。

 この日の取組前に、師匠の立浪親方(元小結旭豊)は「昨日はいい相撲だった。(豊昇龍の)形が戻ってきた。(終盤戦で)調子が落ちているとか、そんなことはない。腰が痛いとか、そんなこともない」と称賛した。

 また、横綱初Vを目指すまな弟子との信頼関係も厚い。師匠は「今日の朝稽古でも、アドバイスは何もしていない。俺が言ったからって、特にやることは変わらない。あんまり言って迷わせても。自分で考えるのが一番」と明かした。

 勝負の残り4日間へ、横綱が雪辱を果たせるか。