テレビ朝日で放送中の「新日ちゃんぴおん!」(毎週金曜深夜2時26分)のプロデュース興行が12日に後楽園ホールで行われ、IWGPタッグ王者のタイチ(45)と石井智宏(49)が〝越境世代闘争〟で貫録を示した。

 この日のメインイベントでタイチと石井は、IWGP世界ヘビー級王者・ザック・セイバーJr.、田口隆祐と組んで、海野翔太&上村優也&大岩陵平&藤田晃生と激突した。TMDKのザック、大岩、藤田が本隊と共闘することは、本来ありえない。しかし、番組たっての希望で特別に実現していた。

 普段は敵対している者同士のタッグ戦は、ピリピリした空気で進んでいく。しかし、長時間ひとりで戦い続け満身創痍のザックに、タイチが呼びかけてタッチに成功。タイチが海野に捕まると、今度はザックが救出に訪れ、ショートレンジラリアートとチョークスラムの合体攻撃でマットに突き刺した。現在は別々の道を歩む2人だが、名タッグ「デンジャラステッカーズ」の連係は健在だった。

大岩(中)にラリアートを放つ石井(左)をアシストするザック
大岩(中)にラリアートを放つ石井(左)をアシストするザック

 その後も一進一退の攻防が続いたが、最後はタイチが大岩をブラックメフィストの体勢に抱え込むと、合わせた石井がエルボーを顔面に発射。そのまま大岩を抱え上げ、垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪った。

 バックステージでタイチは「『新日ちゃんぴおん!』はいい意味でも悪い意味でも、自分たちを壊してくれる。いい刺激になったね」と振り返った。さらには「優也と翔太。お前らいいコンビになるんじゃない? これ(タッグベルトを叩く)も考えといてやる。いつでもやってやるからよ」と、本隊の2人に本格的なチーム結成を勧めた。

 もっともタイチと石井には大仕事が残っている。海外武者修行から凱旋したしたYuto―Ice(ユウト・アイス)とOSKARの「ノックアウトブラザーズ(K.O.B)」をV1戦(28日・神戸)で迎え撃たなければならない。

 この日から新日本マットに再合流した石井は「向こうでどんな試合して、何を学んで、何を得たのか知らねえけど、それがすべて無意味だったってことを教えてやるよ」とK.O.Bに宣戦布告していた。