新日本プロレスのG1クライマックス覇者KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=30)が、IWGP世界ヘビー級王者・ザック・セイバーJr.(38)からのベルト取りに向け怪気炎を上げた。

 竹下は17日有明アリーナ大会でEVILとの優勝決定戦を制し、栄冠を手にした。激闘から一夜明けて会見でまず口にしたのは、来年のG1に向けての抱負だった。「このG1を優勝したことイコール、プロレス界で最強の座を手にしたということ。ということは、これからの一戦一戦に『G1クライマックスを優勝した竹下が』というのがついてくる。優勝したからには、もっと強くならないといけない。もっと強くあり続けて、そしてまた来年のG1を迎える。すごくシンプル」とすでに戦闘態勢だ。

 さらに続けて来年1月4日の東京ドーム大会へ向け、年内での最高峰ベルト奪取の野望を語った。現王者のザックは米AEWとの合同興行「Fоrbidden Dооr」(24日、英ロンドン)でナイジェル・マッギネスとのV1戦を控えている。「誰が相手でもいいし、いつでも、どこでも構わない」としながらも「次のタイトルマッチもザックが防衛してくれれば。僕の本音は、近いうちにザックからIWGPのベルトを取りたい。なぜならザックが一番強いと思っているから。そしてチャンピオンとして1・4の舞台に立ちたい」と希望を口にした。

 竹下はザックにG1公式戦(7月30日・大阪)では敗れたものの、準決勝(16日・有明)でリベンジを果たした。2度の対戦を経て感じた王者の強さについて「ザックにしかないスタイルを持っていることが何よりも強み。僕も常にそういうものを探している。そういう個性を持った、一つの道を極めたチャンピオンと僕は戦いたい」と拳を握った。

 史上初となる新日本、DDT、米国・AEWの3団体所属選手として、唯一無二のG1覇者となった。自身の立場について「(新日本に)所属はしてますけど、外敵でもいいと思っています。その方が面白いから。生え抜きの選手たちが『新日本の道場でスクワットしてないだろう、腕立て(伏せ)してないだろう』、そう思ってくれてもいい。でも逆に僕は皆さんがしてない経験をしてきたので。僕には僕の矜持(きょうじ)があるし、生え抜きの人たちには、その矜持がある。それを戦いの中で消化させていければ、僕もやりがいあります」と笑みを浮かべていた。