日本維新の会の前原誠司氏は5日、国会内で開かれた役員会、両院議員総会で、参院選の結果を受けて共同代表を辞任する意向を表明した。

 維新は参院選で7議席を獲得。しかし比例票は前回2020年の参院選からほぼ半減の約437万票にとどまった。

 前原氏は民主党政権で国交相や外相などを歴任した。その後、民進党、国民民主党を経て一昨年の2023年11月に「教育無償化を実現する会」を設立して代表に就任した。

 昨年10月の衆院選前に維新と合流。衆院選後は大阪府の吉村洋文知事が代表就任したあとの昨年12月初旬、共同代表に就任した。

 7月の参院選では得票数が伸び悩み、党勢拡大に至らなかった結果を受けて責任を取り、同月31日に吉村氏に進退伺いを提出。今月4日に辞職願を出していたという。

 前原氏は両院議員総会の終了後、会見で「役員会では私の共同代表、国会議員団の代表辞任を前提とした国会議員の代表選挙を、岩谷幹事長に一任してもらうことの了承を得た。両院議員総会でも話させていただき、8月8日に国会議員団代表選挙を行います。制度設計は幹事長に一任。緊急役員会、両院議員総会で決まったことのすべてでございます」と語った。

 高校の授業料無償化や小学校給食の無償化、0~2歳児保育料の軽減などを訴えて実現にこぎつけた前原氏は、玉木雄一郎代表が率いる国民民主党に関しても言及した。

「教育の無償化、社会保険料を下げる改革をもって(与党の)本予算に賛成したときは他党が、具体的には国民民主党さんが103万円の壁を進めていましたが、われわれはそれにも協力すると国民民主に呼びかけていましたけれでも結局、ネットでは、われわれ(維新)が邪魔をしたというネガティブなキャンペーンが張られていたこともありました。われわれが実現したことが、支持率向上にはつながりませんでした」と振り返った。

 維新内では今月8日に行われる予定の共同代表選挙をめぐって、藤田文武前幹事長が立候補への意欲を側近議員たちに示しているという。