3年後への第一歩を踏み出した。バレーボールのネーションズリーグ(VNL)で、女子日本代表は4強入り。2大会連続のメダルは逃したが、2028年ロサンゼルス五輪に向けた初陣で上々のスタートを切った。VNLでベストセッター部門1位の関菜々巳(26=アルシーツィオ)が単独インタビューに応じ、司令塔としての思いを激白。1次リーグ敗退に終わった24年パリ五輪のリベンジへ、主将・石川真佑(25=ノバラ)らとともにチームをけん引する覚悟を示した。
日本は直近2大会の五輪で決勝トーナメントに進めなかった。女子代表初の外国人監督に就任したフェルハト・アクバシュ氏が率いる新チームは、試行錯誤しながら歩みを進めている。
関 フェロー(アクバシュ監督)が思っていることと、チームが進んでいく方向が、同じところを向いていかないといけないので、そこをみんなで共有していきたい。今までは若手として先輩方に引っ張ってもらっていたけど、今は引っ張る立場になった。チームを引っ張っていくことも自分の役割だと思っていて、勝つために今日の練習がどういう目的なのかとか、勝つというところに自分たちの目が向いていくような雰囲気をつくっていきたいです。
パリ五輪後に前主将の古賀紗理那さんが引退。新主将には石川が選ばれた。イタリア1部でプレーする同年代の盟友を手厚く支えていく構えだ。
関 真佑はしっかりチームをまとめているけど、真佑が思っていることだったりを私が感じ取って、やりたいことに対して「こうしたらいいんじゃない?」みたいなアドバイスをしたり、話を聞くことも自分の役割だと思っています。バレーボールのことに関しては真佑と分け隔てなくと言ったら変だけど、壁があるわけでもないので「ミーティングでどうしたらいいと思いますか?」とか「こうしようと思うんですけど、どうですか?」みたいな話は普通にしていますね。
パリ五輪では正セッターの座を岩崎こよみ(埼玉上尾)に譲り、自身はベンチから戦況を見つめる場面が多かった。VNLは正セッターとして活躍したが、現状に満足するつもりはない。
関 当たり前のことを当たり前にできるセッターになりたいです。どんな状況下でも変わらず、いつもの自分でありたいと思うし、どんな状況でも変わらずいつもと同じトスを上げられる、相手と戦えるセッターになりたい。競技を続けている限り、足りないことは一生見つかると思うので、一つひとつ克服していったり、自分の強みに変えていけるようにしたいです。
日本は12年ロンドン五輪銅メダル以降、大舞台で苦戦を強いられてきた。ロサンゼルス五輪では主力として世界の壁を打ち破る。
☆せき・ななみ 1999年6月12日生まれ。千葉県出身。姉の影響で小学2年から競技を始める。柏井高で本格的にセッターへ転向。2017年にVリーグ(現SVリーグ)の東レに入団し、18~19年シーズンは準優勝に貢献。最優秀新人賞とベスト6を受賞した。19年には代表初選出。21年東京五輪は代表から落選するも、24年パリ五輪は代表入り。24~25年シーズンはイタリア1部の強豪イモコ・コネリアーノで鍛錬を積んだ。25~26年シーズンはアルシーツィオでプレーする。171センチ。














