日本バスケットボール界の〝至宝〟が描く未来図とは――。昨年11月の福岡大大濠高時代に日本代表にサプライズで初招集された渡辺伶音(19=A千葉)は、7月の代表活動にも選出されて注目度が高まっている。16日に東海大から、特別指定選手として在籍したB1A千葉へ再加入した。入団前には、単独インタビューで日の丸への思いを激白。代表のトム・ホーバス監督(58)との特訓秘話や、八村塁(27=レイカーズ)への熱い思いなどを語った。
――高校時代は特別指定選手としてB2福岡とA千葉でプレーしたが、そこで得たものは
渡辺 フィジカルの部分でかなり課題が残った。1年目の福岡では4番(パワーフォワード)をやって、2年目のA千葉では3番(スモールフォワード)をやった。4番だとフィジカルが足りないし、3番だと特にディフェンス面において、もっとできることがあると感じた。
――今後はどのポジションでプレーしていきたいか
渡辺 自分としては将来的に3番をやりたいと思う。代表チームに行ったら、現段階では4番(のポジション争い)に絡むと思うので、そこでオールラウンドな選手になれればいい。
――日本代表を指揮するトム・ホーバス監督の印象は
渡辺 いつも優しい。バスケのことになったら一個、一個のプレーをすごく大切にしているし、エナジーを持って教えてくださっているのをすごく感じる。
――ホーバス監督から教わったことは
渡辺 トムさんには「シュートはどんどん狙っていい」という言葉をいただいた。今年2月のウインドー(代表活動)で(A千葉で)3番をやっていることを伝えたら「シュートのところのフットワークをできるようになった方がいい」と言われた。合宿の休みの日に、自分と(B1)宇都宮の星川開聖さんでシューティングをしていたら、たまたまトムさんがいて練習を見てくれた。
――そこで得たものは
渡辺 無駄に足を踏まずに打つことと、今まではシュートを打つ時に(腕を)下げる無駄な動きがあったけど、今は(ボールを)持って、そのまま打つのが少しずつできてきている。それはいい練習になった。
――米プロバスケットボールNBAでは八村が活躍しているが、試合はチェックしているか
渡辺 もちろん見ている。(八村は)本当にオールラウンダーだと思う。代表チームに行ったら自分で打開する能力もありながら、NBAではしっかりコーナーまで走って、3ポイントシュートを決めたりとか。自分もいろんなチームでプレーしてみて、チームごとに自分の特色が変わるので、そこにアジャストするのが難しい印象もあった。あれだけ自分のプレーを理解して、できるのは率直にすごいと思う。
――今後の目標は
渡辺 直近の目標はロサンゼルス五輪なので、そこで日本代表として(メンバー選考に)絡める選手になりたい。将来的には代表チームで世界に戦っていけるようなプレーヤーを目指したい。
☆わたなべ・れおん 2006年4月2日生まれ。千葉県出身。千葉・柏市立土中から福岡大大濠高を経て、4月から東海大に進学。7月16日に中退を発表し、同日にB1A千葉への入団が発表された。高校時代は3年時の24年全国高校選手権(ウインターカップ)で優勝したほか、B2福岡、A千葉で特別指定選手としてプレー。同年11月のアジアカップ予選で日本代表に初招集された。206センチ、98キロ。












