【東スポ音楽館】演歌歌手の神野美伽が今月リリースしたシングルが「まっぴら御免」(作詞・荒木とよひさ/作曲・岡千秋)だ。圧倒的なスケール感を醸し出す王道演歌となっている。

 ――新曲はどんな作品ですか

 神野「(2023年の)『夜が泣いてる』、(24年の)『天の意のまま』の流れをくみ、良い演歌が出来上がりました。サビに『百歳まで生きたら まっぴら御免』という歌詞があるのですが、“どちらさまもごめんなさいよ~”と(『男はつらいよ』主人公の)寅さんが映画の中で言うようなシャレっ気ある会話のイメージがあって、荒木先生の達観した感じが素晴らしいなと思っています」

 ――初めて楽曲を聞いた時の印象は

 神野「今作は詞が先にできて、曲をつけていただきました。荒木先生から詞をいただいた時に“来たーッ!”と思いました。この詞なら岡先生が素晴らしい曲をつけてくれるだろうと確信があり、アレンジもアイデアを出しながら、すべてイメージ以上の出来栄えです」

 ――イントロもインパクトがある

 神野「近年の演歌はストリングスが多用され、ホーンセクションが際立つサウンドがあまりなかったので、インパクトあるトロンボーンのイントロを提案し、昭和感ある個性的なサウンドが出来上がったと思っています」

 ――カップリング曲「往生しなっせ」は村田英雄さんが作詞

 神野「デビュー当時から村田先生にはかわいがっていただいていました。バレンタインにチョコレートを差し上げたらそのお返しにといただいたのがこの『往生しなっせ』の詞です。何年か前にコンサートのためだけに曲を付けて歌っていたのですが、CDとして残しておきたいなという思いから今回レコーディングを行いました」

 ――カップリング曲の印象は

 神野「『無法松の一生』を歌う神野美伽を評価してくださっていたので、この女任侠の詞をいただけたのだと思います。このご時世、なかなか任侠物を制作というアイデアは出てこないと思いますので、逆に新鮮に感じました」

 ――ファンへメッセージをお願いします

 神野「演歌以外にもいろいろ挑戦しています。夏には笠置シヅ子さんを演じる音楽劇『SIZUKO!』、JAZZ・シャンソンのコンサート、もちろん演歌のコンサートも控えています。それぞれを皆さまに聞いていただけるように工夫していますので、ぜひいろいろな『神野美伽』を楽しんでいただけたらと思います」