【東スポ音楽館】演歌歌手・坂本冬美が3月にリリースしたシングルが「浪花魂」(作詞・やしろよう/作曲・岡千秋)だ。坂本にとって初めての“大阪を舞台にした応援歌”となっている。
――新曲はどんな作品ですか
坂本「努力とか辛抱とか、忘れられがちな時代ですけど、努力を積み重ねていくと幸せが待っているんだよ、前向いて頑張っていこうよというメッセージが込められた作品です。曲を聞くと男唄という感じなのですが、男女関係なく、自分自身の応援歌と思ってくれたらうれしいです」
――大阪といえば今年は万博の年
坂本「1970年の大阪万博の時は3歳だったので、連れて行ってもらえなかったんです。ただ、『浪花魂』だけでなく、カップリング曲『ささゆり物語』は大阪の泉佐野市に伝わる『志津の涙水』という悲恋の物語が題材です。10月には新歌舞伎座で公演もありますので、今年は大阪に何かと縁があります。機会があれば万博も行ってみたいですね」
――その「ささゆり物語」の題材となった「志津の涙水」という伝説は初めて知りました
坂本「泉佐野市にある犬鳴山に伝わる志津という乙女が恋をした僧侶に会いたいけど会えなかった。その情念が『涙雨』になったという悲恋の物語です。私の『夜桜お七』も『八百屋お七』といういちずな女性な思いを題材にしていますが、このいちずさっていうのは女性として共感します」
――昨年末の紅白歌合戦では能登・輪島から生中継で「能登はいらんかいね」を熱唱した
坂本「輪島高校の体育館で地元の方、約300人の前で歌わせていただきました。1年、頑張ってこられて、握手した時にぬくもりを感じましたし、ほんの一時でも希望を持ってもらえたかなと思っています。実は本番前の昼間に、9月の水害で被災された方の避難所になっている中学校でも、小さなスピーカーを持って、歌わせていただきました」
――地元の皆さんと握手をして回るというのは紅白ではなかなか見られない演出だった
坂本「行ってみて、みなさんのお元気な顔を見ることができたし、本当に輪島で歌えて良かったと感じています。紅白だからこそ、輪島で歌うことができたと思うし、紅白が私の背中を押してくれたと思います。また機会があれば、輪島の方に行って歌いたいと思っています」












