番付の頂点へ〝DOOM〟だ! 大相撲夏場所10日目(20日、東京・両国国技館)、綱取りに挑む大関大の里(24=二所ノ関)が幕内一山本(31=放駒)を下して無傷の10連勝。優勝争いで単独トップを堅持し、後続に2差をつけた。大相撲出身の大人気双子プロレスラーで〝プロレス界の横綱コンビ〟斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=38、全日本プロレス)は、多彩な攻めを見せる大器を称賛。横綱昇進へ期待を寄せた。
大の里は突いて出ると、左のど輪で一山本を圧倒し最後は押し倒した。取組後は「しっかり相手を見て相撲を取れた。集中して取れている」と振り返った。
この日の結果により、後続とは2差がついた。春場所からの2場所連続V、そして横綱昇進が確実に近づいてきている。「2差? 気にしていない。まだ場所は終わってないので、目の前の一番に集中していきたい」と表情を引き締めた。
大の里は2023年夏場所で、幕下10枚目格付け出しデビュー。昨年秋場所後に大関昇進を果たし、先場所で3度目の優勝を遂げた。所要13場所で横綱昇進となれば、昭和以降で羽黒山、照国の16場所を抜いて最速記録を更新する。
ジュンとレイは09年に出羽海部屋に入門し、角界で8年間を過ごした。大の里の大関昇進後、2人は「大の里関は体が大きくて強くて、相撲がうまい。ケガさえしなければ、あの若さで横綱になりますね」と口をそろえている。
身長192センチの大の里は、今場所前の身体測定で幕内最重量の体重191キロを計測した。斉藤ブラザーズの元師匠である先代の出羽海親方(元関脇鷲羽山)は「今のお相撲さんは体が大きすぎて、自分で自分の体をコントロールできていない」とよく口にしていたという。それを踏まえてジュンは「大の里関を見ていると、あれだけ体が大きいのに、自分の体をコントロールしている」と分析する。
また、日本相撲協会の公式プロフィルで大の里の得意技に「突き・押し・右四つ・寄り」とあるが、今場所はまさにそれを体現するような多彩な攻めで、連日相手を手玉に取っている。
レイは「昔の横綱になっている人や、宮城野親方(元横綱白鵬)もそうだったけど、強い人は四つ相撲も押し相撲もどっちもできる。そういう意味でも、大の里関は本当に万能だと思う」とその資質に太鼓判。これにジュンも「大の里関はとにかく相撲がうまい。押し相撲も四つ相撲もできるから強いですね」と舌を巻く。
〝最恐双子〟にも大横綱になる力量がひしひしと伝わってくる圧倒的スケール。勝負所の終盤戦でも大の里はばく進しそうだ。












