陸上女子1500メートルでU20アジア選手権覇者のドルーリー朱瑛里(17=津山高3年)は貧血に負けじと、懸命に歩みを進めている。

 セイコー・ゴールデングランプリ(18日、東京・国立競技場)の同種目では序盤から苦しい展開を強いられ、4分23秒96で12位。今季は4月の織田幹雄記念国際でも4分36秒12の15位に終わるなど、思うような走りができていない。

 レース後の取材では「貧血で少し値が安定しない部分がある。自信をつけるような練習という部分で、あまり手応えを感じることができないことがあった」と告白。昨季はヘモグロビン値が一時期、基準値を下回る10まで落ち、フェリチン値も不安定だったことから「体重がすごく落ちたりとか、食事面、メンタル面などいろいろな面ですごく苦労した」と明かした。

 現在は鉄分を多く含むレバーやひじきを摂取するなど、食事面や練習内容を見直しながらコンディションを調整する日々。「徐々に改善している」と回復ぶりをアピールした上で「体力もだが、スピード面の部分もまだ課題が残っているので、そこも強化しながら頑張りたい。今年1年は選手としてだけでなく、応援されるような、人としても成長できるような、記憶に残るような選手になりたい」と力を込めた。

 ドルーリーにとって、今季は高校ラストイヤー。7月には全国高校総体(インターハイ)が控えている。「まずは体調を戻したい。走りの部分でも体調の部分でも、改善するところがたくさん見つかった。夏に向けてしっかりと練習を積んで、いい走りができるように頑張りたい」と気合十分。最後の夏を最高の形で締めくくることはできるか。