ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)が4日(日本時間5日)に米ラスベガスでWBA同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦を目前に控える中、またしても海外で〝メガマッチ待望論〟が飛び出した。
米「Yahoo! sports」はアラン・ドーソン記者による「井上尚弥とエリートPFPファイターのパラドックス」と題する記事を掲載。同記者は「井上が日本と同じように、米国でもスーパースターになりたいのであれば、より一層の努力が必要だ。BetMGMのブックメーカーが+1450のアンダードッグとしているカルデナスより、手ごわい相手と戦わなければならない」「彼は母国以外でも正真正銘のスーパースターだが、米国ではまだその地位に遠く及ばない」などと記した。
その上で、井上とWBA世界ライト級王者ジャーボンテイ・デービス(米国)の対戦を求める持論を展開。「井上とライト級のデービスの体重差は、かつては考えられない対戦だった。しかし、ジェイク・ポール、クリス・ユーバンク、コナー・ベンといった人気ボクサーが体重差にもかかわらず、現代において超越的な試合をしていることを考えると、こうした試合を実現する方法は確かに存在する」と主張した。
その上で「歴史もまた、それが可能であることを示唆している。2008年、当時スーパーフェザー級で、ライト級では1試合しか経験のないフィリピン人ボクサー、マニー・パッキャオがウエルター級でオスカー・デ・ラ・ホーヤに挑戦した際、関係者はパッキャオの健康状態を心配した。『パックマン』ことパッキャオはデ・ラ・ホーヤを打ちのめし、8ラウンドで棄権に追い込み、ラスベガス史上最も信頼できるチケットセラ―の一人となった」と指摘した。
さらに「〝タンク〟デービスと井上は共に身長でほぼ同じ(約165センチ)だ。井上は126ポンド級(フェザー級、57・15キロ)への転向を公言している。デービスは直近の試合で133・75ポンド(約60・2キロ)の体重を記録。この体重差は(デービスが3月に対戦した)ラモント・ローチと同じで、夏に再戦すると噂されている。両者の体重差は縮まりつつある」と力説する。
そして「井上がパッキャオのように、米国の一般観客にも知られる外国人スーパースターになりたいのであれば、米国で興行収入の高い試合で勝利を収めることが、頂点への明確な道筋となる。井上対デービス戦以外では、130ポンド級(スーパーフェザー級)のチャンピオンであるローチが有力候補となるだろう」とスーパーファイトの必要性を訴えた。












