ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)の階級転向について、元世界王者が見解を示した。

 井上は4日(日本時間5日)に米ラスベガスでWBA同級1位ラモン・カルデナス(米国)と対戦。モンスターが下馬評通りに圧勝すれば、早期のフェザー級転向を求める声が強まることも予想される。

 そうした中、元世界2階級制覇王者・亀田大毅氏(36)は自身のユーチューブチャンネルで、井上の防衛戦について「5ラウンドTKO勝ち」と予測。一方で「(井上には)もう誰も勝てない、多分。でも、じゃあ上(フェザー級)に上げろってみんな言うんですけど、それは違うんですよね」と即時の階級転向には慎重な見方を示す。

 その理由については「自分の体にフィットしてない状態で上に上げるって、そこは違う。井上選手が最強と言っても、フェザーではまだ完全体ではないんで。ゆっくり行く年齢でもないかもしれないけど、今じゃない。だから、ちょっとずつ上げると言って。(12月にWBA世界フェザー級王者の)ニック・ボールとやったら、もう一回戻すと言ってる。だから、ちょっとまだわからない。フェザーって未知な階級なんで」と説明した。

 さらに「日本人からしても、フェザーっていうのはやっぱり…。そこからは一気に層が日本は薄くなって、海外の選手たちが厚くなる階級ですから。だからむやみやたらに一気に行くぜ行くぜっていう感じでは行けないんですよね。(弟の)和毅(TMK)も結構厳しいですよ、フェザーは。かなり厳しい。フェザーでめちゃくちゃいい試合したなっていうのも、現実にないわけじゃないですか」と〝身内〟の例を挙げて指摘した。

 その上で「井上チャンピオンでもね、本当にこれフェザーで無双できるかどうかはちょっと僕もちょっとわかんないと思ってるんで。本当にどこまでできるんやろという、ただその楽しみだけ。カルデナス選手との試合を華々しく勝ってもらって、ニック・ボールと戦ってどうなるか」とモンスターの今後に注目した。