新日本プロレス3日の福岡国際センター大会で、棚橋弘至(48)がザック・セイバーJr.(37)とのシングルマッチで敗北を喫した。

 来年1月4日東京ドーム大会での引退を控えている棚橋は「ファイナルロード」と銘打ち、所属選手たちとシングルマッチを行っている。この日は2019年4月の米ニューヨークの殿堂マジソンスクエア・ガーデン大会をはじめ、世界中の大舞台で数々の激闘を繰り広げてきたザックと対峙した。

 ザックの変幻自在の関節技に苦しめられ、ドラゴンスクリューまで浴びてしまうが、サッカーボールキックをキャッチすると、ドラゴンスクリューで反撃。グラウンドドラゴンスクリュー、裏ドラゴンスクリューからツイスト&シャウト3連発と猛攻を仕掛けていく。

 さらにロープを挟んだ攻防からドラゴンスクリューを連発した棚橋は、スリングブレイドからハイフライアタックを決める。しかし、ハイフライフローを剣山で迎撃され、三角締めで捕獲されてしまった。

 粘る棚橋はザックドライバーをスモールパッケージで切り返し、奥の手・ジャパニーズレッグロールを繰り出す。しかし、これを返されると、同時にスリーパーホールドに捕らえられ、一気にセイバードライバーを決められ、3カウントを奪われた。

 バックステージで棚橋は「最後の最後で(通算戦績が)7勝7敗かな。いくつか引き分けがあって五分に戻されちまった。これはこのままじゃ終われないってことかもしれないし、ザックから僕に向けたはなむけかもしれないし。ヒザが悪くなって機動力を失って、どう戦っていこうかっていう時にザックが現れて『ああ、こういう戦い方もあるんだ』っていう新しい気づきをくれた。ザック、お前は大恩人なんだ」と感謝の言葉を並べた。

 さらに「なんか勝ち星並ぶのが気持ち悪いなと思って。これ、もう1回コンディション上げて、もう1回やれって言われてるのかもしれない。俺はとことん自分中心に前向きに考える男だから。そうと決めたら、また今から歩き出すよ」と、再戦の可能性にも言及していた。