欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦(30日=日本時間1日)、バルセロナ(スペイン)はホームでインテル(イタリア)に3―3で引き分けた。この試合で窮地に立たされたバルセロナを救ったのは17歳のスペイン代表MFラミン・ヤマルだった。

 バルセロナは前半開始直後の1分に先制を許すと、21分にもゴールを決められるなど、インテルに追い込まれて敗戦ムードが漂った。しかし、この試合がバルセロナで公式戦100試合目となったヤマルが奮闘。24分に追撃弾を決めると、チームは盛り返し、点の取り合いとなる中、イタリアの名門クラブを相手にドローだった。

 バルセロナのハンジ・フリック監督は嫌なムードを払拭したヤマルについて「特別な選手だ。以前にも言ったが、彼は天才だ。映像で振り返ると彼のプレーの細部まで驚くほど鮮明にわかる。今日、彼が見せてくれたのはまさに私たちが求めていること、そして必要としていることだ。ビッグマッチでは力を発揮し状況を楽しんでいた」とたたえた。

 対戦したインテルのシモーネ・インザギ監督も「ラミンは50年に一人現れるような才能の持ち主。感銘を受けた」と語ったほどだ。

 スペイン紙「ムンド・デポルティボ」はヤマルについて「間違いなくバルセロナ最高の選手としてプレーした。彼は反応ボタンを押し、その責任を自分のものにした」と絶賛。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが退団以降、初の決勝進出に向けて臨む第2戦(6日=同7日)もヤマルの力が欠かせないようだ。