スペイン1部バルセロナの〝神童〟FWラミン・ヤマル(17)に危険な兆候が表れていると、スペインメディア「エル・ナシオナル」が報じた。17歳にしてバルセロナの中心選手として君臨。スペイン代表でも躍動しており、いまのところ将来を疑う余地がない状況となっている中、バルセロナの選手間でヤマルのパフォーマンスが問題視されているという。

 最近では、15日に行われたドルトムント(ドイツ)との欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦にも見られたとした。敵地に乗り込んだ一戦自体は1―3のスコアだったが、2戦合計5―3でバルセロナが4強入り。この試合を踏まえ、同メディアは、最も走行距離が少なかったのがヤマルだとした上で「主力選手の何人かはすでにヤマルと個人的に話をしたという。長年トップレベルのサッカーを経験してきた選手たちは、彼の才能を疑っていないが、不断の努力と自己犠牲なしには最高の選手の一人にはなれない、というメッセージを送った」と伝えた。

 さらに「試合中のいくつかの場面で若きウイングの気の緩みが見られたのも、これが初めてではない。今季素晴らしいパフォーマンスを発揮しているのは事実だが、守備への関与や肉体的な努力が疑問視される試合もあった。すべてに勝つことを目指すチームでは、このようなことは許されない」と指摘する。

 ハンジ・フリック監督が、ドルトムント戦の後半25分に交代したのは、同メディアに言わせれば「戦術的なだけでなく、教育的な意味合いも持つ」。現代サッカーでは、攻撃的選手でも守備や走ることでの献身も求められる。それが〝免除〟されているのはFWリオネル・メッシくらい。ヤマルは健全な成長を遂げることができるか。