21日に88歳で亡くなったフランシスコ教皇は生前、アルゼンチンのサッカークラブチーム「クルブ・アトレティコ・サン・ロレンソ・デ・アルマグロ」の熱心なサポーターだったが、そのクラブ会員番号が死を〝予言〟していたのではないかと話題になっている。英メディア「ニード・トゥ・ノウ」が先日、報じた。

 アルゼンチン・ブエノスアイレスでホルヘ・マリオ・ベルゴリオとして生まれたフランシスコ教皇は、2013年に教皇に選出され、史上初のラテンアメリカ出身の法王となった。

 サン・ロレンソのファンで、9歳の時からアルゼンチンのサッカー1部リーグ「プリメーラ・ディビシオン」に通いはじめ、1946年にクラブが優勝した時のことを、まるで主の祈りのように暗唱することができた。2008年にはシーズンチケットホルダーになった。

 2014年に同クラブが南米サッカー連盟(が主催する大陸選手権大会「コパ・リベルタドーレス」で初めて優勝した際、フランシスコ教皇が米大陸出身者として初の教皇となってからわずか数か月後だったこともあり、幸運のお守りとして歓迎された。

 サン・ロレンソは先日、フェイスブックに「彼は決して私たちの1人ではなく、常に私たちの1人でした。子供の頃、そして大人になったクエルボ(カラスという意味。サン・ロレンソのサポーターのこと)…司祭として、そして枢機卿として…教皇として…」と記し、フランシスコ教皇とクラブの関わりの動画をアップした。

 その中で「ホルヘ・マリオ・ベルゴリオからフランシスコ教皇に至るまで、決して変わらないものが一つありました。それは、シクロン(サイクロンという意味。サン・ロレンソの愛称)に対する彼の愛情です」として、フランシスコ教皇のクラブ会員情報を映した。会員番号は「88235」だった。

 フランシスコ教皇は、アルゼンチン時間午後2時35分に88歳で死去した。

 クラブ会長マルセロ・モレッティ氏は「年齢と時間がサン・ロレンソの会員番号と一致するとは信じられない」と語っている。