れいわ新選組の大石晃子共同代表は14日、衆議院予算委員会の集中審議で質疑。トランプ関税をめぐる問題で、石破茂首相と論戦を繰り広げた。

 冒頭、大石氏は10日に開かれた石破首相が議長とする経済財政諮問会議について触れた。

「石破総理はこれを踏まえて骨太の方針をつくろうとしていてはいけないんです。会議の中身で赤沢(亮正)大臣という方が、訪米すると先遣隊で行って結局、それってアメリカと日本の資本家の利害関係を調整するという枠組み。そういう枠組みを離れないと、国民を守れないですよ。社会保険の引き下げは、やらなきゃいけないんですよ。国難ならば腹をくくって社会保険料、足らない分を国費で出すべきだ。どう考えていますか」

 石破首相「世の中にはいろんなお考えがあって、私どもは委員がおっしゃるように手先となってアメリカと交渉するとか、そのようなことを考えているとかは夢さらございません」と険しい表情で答弁。

 さらに「消費税廃止、やりますか」と追及された大石氏にこう述べた。

「国費も国民の負担なので、そこは決して忘れてはなりません。天から降ってくるものでも、地から湧いてくるものでもございません。同時に私どもは、どうやって制度が持続可能なものになるかということを、国費を入れさえすればいいというものではない。これがどうやって、次の世代の負担が過度にならないように、そういう点をよく認識しながら社会保険制度の改革に努めてまいりたい。いろんな意見があるが、私どもは『誰の負担なのか』ということから目をそらしてはならないということでございます」

 大石氏は一方的なトランプ大統領による関税措置に対応をめぐって、石破首相がどこかのタイミングで訪米することを念頭に置き「心ある総理にアイデアなんですけどね、この状態でアメリカに行かないでください。消費税廃止を決めて内閣総辞職をして。(米国側に)今もう内政が荒れているからと言って『アメリカに行かれへん』といってください。このまま行ったら全部(米国側に)差し出されるじゃないですか」と訴え、石破首相の見解を求めた。

 衆院委員会室は大石氏が突然、石破首相に内閣総辞職などを要求したことにざわめいた。

 これに石破首相は「あの、斬新なアイデアでございますので、なかなかすぐ咀嚼(そしゃく)いたしかねるところがございます」と困惑した表情で話し「世の中にはいろいろなお考えがございまして、いろいろな党がいろんな主張をなされるのは、政府として謙虚にこれから先も承ってまいります。ただし、それ(各党の主張)についての意見は持っていますので、答弁の中でこれからも先も適宣、申し上げてまいります」とした。

 大石氏は「本当にアメリカには行かない方がいいですよ。国民のためにもやめてください」とまとめて質疑を終えた。