WBA世界スーパーフライ級6位・井岡一翔(36=志成)が、5月11日に東京・大田区総合体育館で同級王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)に挑戦すると26日に発表された。
 
 今月24日に36歳になった井岡は、勝って長谷川穂積の35歳9か月の日本最年長世界王座奪取記録を更新することに意欲を示した。また、叔父の弘樹氏は日本史上最年少の18歳9か月で世界王座を奪取しており、一族で最年長と最年少の記録を持つことになる。

 井岡の王座奪回をかけた2024年7月7日以来の再戦は同年12月31日に予定されていたが、マルティネスのインフルエンザ感染により前日に中止となっていた。井岡は、仕切り直しの一戦が決まったことに「難しい気持ちもありましたけど、ボクシングを続けることには変わりなかった。マルティネス選手との試合がまた実現することを信じて、日々トレーニングをしていました」と待ちわびた心境を語った。

 24日に誕生日を迎え「ボクシングを36歳まで続けているとは思ってもいなかった。1年でも1試合でも長く続けられるように、返り咲いて、自分が志すボクシングを見せられたらと思う」と決意を新たにする。

 勝てば世界王座奪取の日本人最年長記録となることに「どうせだったら超えたいですね。長谷川穂積さんの試合は記憶にありますし」と意欲十分。「初めて21(歳)で世界チャンピオンになって、その(最年長)記録も更新できたら、年月としても大きな意味を成すと思う」と、記録の意義を強調した。

 一方のマルティネスはリモートで出席。「戦いたいという気持ちでいっぱいだった。時間の長さが身に染みた期間だった。いつでも戦える準備はできている。大変うれしく思う。今回は明確に勝ちたい」と再戦を歓迎した。

 WBC同級王者ジェシー・ロドリゲス(25=米国)との王座統一戦も浮上していたが「それはプロモーターが話をしていたこと。その間、私は落ち着いてトレーニングをし、日本で試合をするというメンタルでやってきた」と説明した。

〝井岡一族〟の世代をまたぐ偉業は成し遂げられるか。