ボクシングの大橋ジムは17日、横浜市内で会見を開き、5月28日に神奈川・横浜BUNTAIでWBO世界バンタム級王者・武居由樹(28=大橋)が同級8位ユッタポン・トンディー(タイ=31)と2度目の防衛戦、IBF世界スーパーフェザー級3位・力石政法(30=大橋)が同級1位エドアルド・ヌニェス(27=メキシコ)と同級王座決定戦を行うと発表した。K―1出身の武居はV2を誓い、期待される同じキックボクシング出身の那須川天心(帝拳)との対戦の意義を力説した。

 昨年12月に予定されていたが、自身の右肩関節唇損傷により延期となった仕切り直しの一戦。「たくさんの方に迷惑をかけてしまったので、みなさまの信用を取り戻して、確実に勝って盛り上げたい」と意気込む。故障は「ほぼ完璧」に回復したといい、肩の可動域の不安も「大丈夫です」と腕を回してアピール。右腕を使えない間は左腕中心の練習となったことで「得意じゃなかった左がよくなりました」と成長も実感している。

 自身が療養している間にバンタム級では、WBA王者の堤聖也(角海老宝石)が元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(志成)を大激闘の末に退け、WBC王者の中谷潤人(M・T)は圧勝、キックボクシング出身の那須川天心(帝拳)は自身を苦しめたジェーソン・モロニー(オーストラリア)に判定勝ち。ライバルたちの活躍を「リング下で見ていて悔しかった」といい、「少し出遅れたかなと思う。それを取り戻すためにもしっかり勝ちたい」と対抗心を燃やした。

 那須川―モロニー戦後のリング上では、世界王座奪取を誓う那須川から王座統一戦を呼びかけられた。「ボクシングに来た時からずっとK―1を背負って、K―1もボクシングで通用する、強いことも証明すると言ってきた。それを手っ取り早く証明できるのが那須川天心戦かなと思って、それをテーマにやってきて、今も変わらない」と対戦する意義を強調。それでも「次の試合しっかり勝たないと先はないと思うので、天心君どうこうより次の試合をクリアすることを優先したい」との姿勢を示した。

 この試合をクリアすれば指名試合が控えており「指名も勝ったら次でもいいですし、天心選手に合わせます」と時期にはこだわらない考え。王座統一戦での対戦も「それの方が盛り上がる」と歓迎した。