グルメもチャンピオン級だ。WBA・WBC世界フライ級王座統一を果たした寺地拳四朗(33=BMB)の一夜明け会見が14日、都内のホテルで開かれ、計量後は立て続けに高級食品を口にしていたことを明かした。

 ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)と大激闘の打ち合いを演じ、最終12回に連打を浴びせてTKO勝ちした拳四朗。「必死で戦って、内容は詳しく覚えていないですけど、最後は行けてよかったです。正々堂々と戦えて、いい試合ができたし、本当にいい選手だと改めて思いました」と戦いを振り返り、阿久井の健闘をたたえた。

 前日計量後には1万5000円の抹茶タルトホールケーキと自作の唐揚げを食べると明かして報道陣だけでなく阿久井も驚かせたが、それだけではなかった。SNS上には、その2品に加え、サプライズで届けられたという1箱6切れ入り5000円という高級カツサンドの写真も投稿。なんと、それの一部にも舌鼓を打ったというのだ。

 味はいずれも「最高でした」とのことだが、唐揚げ、ケーキ、カツは油分が多く胃腸に負担がかかると言われている。しかし、本人は「いつも通り5キロ増えたぐらいなので。その辺は調整しています」とケロリ。残ったカツサンドは試合後に食べたといい、「プレッシャーがない分、試合終わってからの方がおいしいですね。普通の日常に戻る。この時が何よりうれしい」と喜びをかみしめた。

「ああいうおいしい物を求めて頑張っている部分もある」と美食はボクシングの大きなモチベーションとなっている。この日は、権威ある専門誌「ザ・リング」によるパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じたランキング)で6位にランクされる強豪のWBCスーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(米国)との対戦を改めて希望した。大一番が実現し、乗り越えた先には格別の食が待っているに違いない。