スペインの国家暴力対策委員会は3日に同1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)らに人種差別発言をした同1部バレンシアのサポーターに対する制裁案を発表した。

 久保がベンチスタートだった1月19日のバレンシア戦。ウオーミングアップしていた久保に向けてバレンシアのサポーターから「チノ(中国人)目を開けろ。チノ、お前はチノだ」とアジア人を軽視する言葉が投げかけられるなど、他イレブンも含めて差別的な声が飛び交ったことで両クラブが非難する声明を発表していた。

 スペイン紙「ムンド・デポルティボ」によると、差別発言者はテレビの中継映像やスタジアム内の防犯カメラ、目撃者らによって特定され、国家委員会が調査に乗り出していたという。「スポーツにおける暴力、人種差別、外国人排斥、不寛容に反対する国家委員会の常設委員会は試合中に侮辱的な発言をした2人のファンに制裁を科すことを決定した」と報じた。

 同委員会は罰金4000ユーロ(約62万4000円)と今後1年間のスポーツ会場への立ち入りを禁止する制裁案を提案しており、最終的な処罰を決めるという。