ソープランドに女性を紹介したとして職業安定法違反(有害業務目的紹介)の罪に問われている巨大スカウトグループ「アクセス」代表の遠藤和真被告(33)の初公判が27日、東京地裁(寺尾亮裁判長)で開かれた。

 起訴状などによると遠藤被告は大分県別府市のソープランドに20代の女性3人を紹介。女性の売り上げから「顧問料」として女性が1日働くごとに1000~2000円程度、15%を「スカウトバック」と称する報酬として店側から受け取っていた。

 遠藤被告はグレーのスウェット姿で出廷。黒縁メガネにマスクを着用し、その表情を伺うことはできなかった。起訴内容について「おおむね間違いないと思います」と起訴内容を認めた。

 アクセスは300人ほどのスカウトで構成され、売り上げ金額によって「ゴールド」「シルバー」などスカウトをランク分け。女性をSNSでスカウトし、全国のソープランドに紹介していた。

 特筆すべきは女性に送らせた写真をオークション形式で競らせ、最も高い金額を提示した店に女性を斡旋していた。アクセスは5年間で約70億円を稼いでいたとみられている。

 遠藤被告は大学中退後にホストとなり、その後スカウトとして稼働。アクセスの代表としてグループ全体を統括管理する立場にあったという。

「SNSでのスカウト以外に悪質ホストで高額な売掛金を背負わされた女性客も斡旋していたようです。ホストとスカウトが女性の情報を共有しており、スカウトグループの実態解明によって、悪質ホストクラブを根絶する狙いがあります」(歌舞伎町関係者)

 今後も追起訴が行われる予定で次回公判は4月16日。違法スカウトの真相究明が待たれる。