悲願達成の要因は――。格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 9」(23日、神戸ワールド記念ホール)で、大相撲の元貴源治の貴賢神(26)が、コーディー・ジェラベック(32=米国)を撃破して悲願のMMA初勝利を上げた。
年始からタイで修業を積んできた元関取は、元ラグビー米国代表の肩書を持つジェラベックに、1ラウンド(R)から突進してケージに押し込んでいく。引き離されてから、右ハイキックをくらったものの、強烈な右フックで逆襲。相手のタックルを切ると、パンチの連打からミドルキック、ハイキックとつないでパンチのラッシュだ。ここでレフェリーが試合をストップさせて、1R2分58秒でTKO勝ちを収めた。
力士時代の2021年に大麻使用が発覚し、日本相撲協会から解雇処分を受けた。双子の兄のスダリオ剛(元貴ノ富士)に続きMMAに転向したが、2022年4月のデビュー戦から3連敗。4戦目でようやく片目が開いた。
試合後も「夢の中にいるような感じ」と話したが、悲願の白星の要因はどこにあったのか。試合後の会見では「前回の試合を含めて多く経験、勉強させていただいた」「毎試合、漠然と試合はしていない。その中で、負けても得るものはたくさんあった。その中で吸収してきた」と、3連敗を糧にしたと強調。今後が不安になるような3戦連続TKO負けも、前向きに成長につなげてきたという。
「MMAでは勝たないと意味がない」という元関取は「全然満足しているところは全然ないんで、練習、トレーニングを積んでいく」と、まずは〝勝ち越し〟を狙い、3連敗からの4連勝を目指す。












