大相撲春場所13日目(22日、大阪府立体育会館)、新入幕尊富士(24=伊勢ヶ浜)が関脇若元春(30=荒汐)を寄り切り、12勝目(1敗)。後続と2差を維持し、110年ぶりとなる新入幕優勝に王手をかけた。

 打ち出し後には審判部が取組編成会議を開き、14日目(23日)は幕内朝乃山(30=高砂)との対戦が組まれた。西前頭筆頭の朝乃山は8勝5敗。この日に勝ち越しを決め、目標の三役復帰へ向けてさらなる白星の上積みを目指している。審判部長の佐渡ヶ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「朝乃山は元大関だし、三役もかかっているので」と説明した。

 大関霧島(陸奥)は3勝10敗と振るわず、大関貴景勝(常盤山)も8勝5敗で勝ち越しを決めており、対戦相手から除外。幕内豪ノ山(武隈)と当てる案もあったが、この日に4敗に後退したため、実力者の朝乃山が優勝のかかる大一番にふさわしい相手として選ばれた。

 尊富士は朝乃山に勝てば、その時点で優勝決定。負けた場合でも、3敗の幕内大の里(二所ノ関)が小結阿炎(錣山)に敗れ、同じく3敗の大関豊昇龍(立浪)も新大関琴ノ若(佐渡ヶ嶽)に負ければ、尊富士の優勝が決まる。