演歌歌手の三山ひろし(43)が3日、都内で、三山家とさ春として、立川志の春とともに3回目となる2人落語会を開催した。

 けん玉・ギター・ドラム等多趣味で知られる三山のライフワークのひとつが落語。そんな落語好きの三山は、2021に「三山家とさ春」として落語家デビューし、師匠である、立川志の春のもとで日々研鑽を積んだ。

 今回は初の試みとなる落語と浪曲をミックスさせた「歌謡落語 厩火事」に挑戦。コンサートでは三波春夫さんが作り上げた「長編歌謡浪曲」を得意の演目にしており、いつか自分も、日本三大話芸(落語、浪曲、講談)を凝縮させた、新しいジャンルを作り出し、世に名を残したいという秘めた思いを胸に、師匠の志の春とともに「落語歌謡 厩火事」を創りあげた。

 披露した「落歌謡 厩火事」は、落語「厩火事」の噺の間にアンコで浪曲の節を混ぜるもの。「もともと話として覚えているものの間に歌を挟み込むため、語りの部分がぶつ切りになってしまいがちな部分がとても難しかった」という。第2弾、第3弾について問われると「今はこれをよりブラッシュアップさせたいと思います。そしていつかは次作も披露できればいいなと、そしていつか歌の上手い落語家さんに歌って貰えたら最高です」と語った。

 志の春は「今までにないものだけに、最終形がどんな事になるのか全く見えないと思っていましが、実際に歌がのったものを聴いた時は度肝を抜かれました。私もやってみたいが、手に負えるものでない、これは三山さんしか出来ないものなので頑張って欲しい」と絶賛した。