プロレス・格闘技イベント「CHAKURIKI 19」(21日、後楽園ホール)で、白血病を克服した元K―1ファイターでノブ・ハヤシ(45)が引退セレモニーを行った。

 ハヤシはこの日のメインで天田ヒロミと2分2ラウンドのエキシビション戦を行った。2004年6月の「K―1 JAPAN GP決勝」で敗れた天田と最後まで拳を交え、時間切れ引き分けるとハグして健闘を称え合う。続くセレモニーでは新日本キックボクシング協会の井原信一代表やピーター・アーツ、同郷の拳王、アレクサンダー大塚らから花束を贈られると「体力的にも精神的にも現役は難しいかなと」と引退の理由を語るも「来月からチャクリキの新しいジムをオープンしますし、今度チャクリキの代表にもなることになりました」と今後を見すえた。

 さらに過去の戦いを踏まえて「僕は格闘技、K―1を目指してやって来ましたけど、キックボクサーとしての成績的には納得いけていないし、もっと上を目指したかったんですけどここで止まってしまいました。でも経験したこととか病気したこともですけど、全てが今につながっていると思うとこの人生も良かったと思います」と笑顔を見せる。今後は指導者としての活動に注力するハヤシは「格闘技、キックボクシングを微力ながらも大きくしていきたい。ドージョーチャクリキとして名前を売りたいし興行をやっていきたいです。これからも応援をよろしくお願いします」と話すと拍手を浴び、感慨深げに10カウントを聞き、選手たちから胴上げされるのだった。