ラグビーの欧州6か国対抗戦が2日(日本時間3日)、フランス対アイルランド(フランス・マルセイユ)で開幕。世界ランキング2位のアイルランドが同4位のフランスを38―17で破り、大会2連覇に向けて好スタートを切った。

 長短織り交ぜ、巧みに表裏のルートを使い分けるアイルランドのパス力は健在だった。PGで先制後の前半16分、CTBアキが相手2人を引きつけ、内側のSHギブソンパークにつないでトライ。30分にはフェーズを重ねてショートパスからLOバーンがゴールを陥れた。これで17―3とリードを広げると、フランスに追撃のトライを許しつつもすぐにトライを返し、危なげなく試合を終えた。

 計5トライ、失トライ数2でフランスを退けたアイルランド。大黒柱のSOセクストン主将が昨秋のW杯で引退し、この日SOを務めた24歳のクローリーは不安を感じさせないプレーで勝利に貢献した。とりわけゴールキックはコンバージョン5回をすべて成功、PGも1つ決めた。FWはラインアウトが安定し、BKを含めてタックルも強烈だった。

 一方のフランスは持ち味とする立ち上がりの爆発力に欠け、ボール保持やエリア支配でも劣勢。前半9分にLOヴィレムサが危険なタックルで一時退場となり、同32分にも同様の犯則で2枚目のイエローカードをもらって退場に。14人でも前半終了間際にパス攻撃からWTBプノーが飛び込んでトライを決めて10―17、後半13分にはゴール前の力技でFWがトライを奪って17―24と差を詰めたが、さらなる追撃はできなかった。

 ともにW杯で優勝候補と目されながら、南半球勢に準々決勝で惜敗。明暗分かれるW杯後の初戦となった。