ボクシングの元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(29=メキシコ)が所属するメキシコ大手プロモート会社「ザンファー・プロモーション」のプロモーターを務めるフェルナンド・ベルトラン氏が、5月に東京で実現と報じられている世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(30=大橋)戦に向けた現状を語った。

 モンスターVS悪童は正式発表間近とされる中、メキシコメディア「esto」によると、ベルトラン氏は「契約はすでに結ばれている。資格停止処分撤回の申請はすでになされているが、それは私たちが決めることではない。私たちは彼が処分を受けたことは知らない。日本のメディアから、それを聞いたからだ」とコメントした。

 ネリは2017年8月に当時のWBC世界バンタム級王者・山中慎介と対戦した後、薬物検査で陽性反応を示し、18年3月の山中との再戦では大幅な体重超過をするなどの騒動を起こし、日本ボクシングコミッション(JBC)から無期限国内資格停止処分を受けたが、それが解除されれば、晴れて正式発表となる流れのようだ。

 また、井上との対戦に向けては、当然のように改めてネリ有利の見解を示した。「井上はサウスポーを苦手としているのは見てきたとおりだが、このサウスポー(ネリ)は打撃を得意としており、自信を持っている。彼がずっと望んでいた試合を実現させるためメテペック、ティフアナ、ロサンゼルスで戦い、1年間懸命にやってきた」

 さらに「ネリのキャリアにおいて完璧で最高のタイミングだ。彼は日本のジムや食事の厳しさを知らないわけではない。とてもいい状態で来日するだろう」。この言葉を踏まえると、5月に最高の戦いが見られることになりそうだ。