旧ジャニーズ勢ゼロで臨んだ昨年大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」の平均世帯視聴率は第2部で31・9%と過去最低を記録した。第1部も29・0%と初めて30%台を割った。今後、第2部まで30%割れとなったら、NHK局内から〝紅白不要論〟が巻き起こることは必至だ。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

 YOASOBIがアニメ「推しの子」のオープニング曲「アイドル」をテレビ初歌唱するなど見どころがあった紅白だが、視聴率は全く振るわなかった。この結果を受けて、紅白関係者の表情が曇ったことは言うまでもないだろう。

 第2部はなんとか30%台を維持できたが、それこそ30%が〝防衛ライン〟と多くのNHK関係者はみている。「30%を切るようなことがあれば、国民的番組とは言えなくなる。局内でくすぶっている紅白不要論が噴出することは避けられない」(NHK関係者)

 過去最低視聴率となった要因の一つとして挙げられているのが、やはり旧ジャニーズ勢が不在だったこと。旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.)の一連の問題を受けて、今回の紅白は44年ぶりに旧ジャニーズ勢の出場はゼロだった。

 紅白不出場となった旧ジャニーズのグループはユーチューブなどで生配信ライブを行った。中でも「Snow Man」(スノーマン)による「Snow Man Special Live~みんなと楽しむ大晦日!~」は、最大同時接続数が133万人を突破。手越祐也が記録した132万人を上回り、日本記録となった。

 旧ジャニーズのエージェントやマネジメントを担当する新会社「STARTO ENTERTAINMENT」(スタートエンターテイメント)は4月から本格稼働する予定。今年の大みそかの紅白に旧ジャニーズグループは出場するのか。

「スノーマンの生配信は紅白とほぼ同じ時間帯に行われました。あえて同時間帯にぶつけたのは、紅白と決別するという意思の表れと言われています。スノーマン以外のグループの生配信も好評で、これから大みそかはファンのために生配信するというのが恒例になるでしょう」(音楽関係者)

 仮に旧ジャニーズ勢が紅白に復帰となっても、2022年のように6組出場なんていうのは極めて難しい。せいぜい1組か2組で、かつてのように事務所を挙げてのバックアップも望めない。

「ジャニーズ時代は紅白のことを考慮して、出場しないグループも大みそかには積極的に活動してきませんでした。しかしスタート社はエージェント制を採用するとしているため、そんなことはできません。出場しないグループは生配信をするでしょうし、民放の裏番組にもどんどん出演するでしょう。事務所所属グループのファンが紅白に集中できる環境作りなんてことは不可能なのです」(同)

 紅白は巻き返すことができるか。