【今週の秘蔵フォト】1980年代前半に角川映画が誇った「角川三人娘」が薬師丸ひろ子、渡辺典子、原田知世の3人だった。圧倒的な人気の薬師丸の後にデビューして「次女」として活躍したのが渡辺だ。
65年7月22日福岡・北九州市出身。82年4月に映画「伊賀忍法帖」のオーディションを兼ねた「ポスト薬師丸」を決める「角川映画大型新人女優募集」で九州代表に。応募総数5万7480人から勝ち残り、グランプリを受賞して芸能界デビューを果たす。同作のヒロインを演じると、83年には「積木くずし」に主演。同年の日本アカデミー賞新人俳優賞を獲得する。
84年にも「探偵物語」「晴れ、ときどき殺人」でいずれも主役を演じる大活躍を見せた。84年5月8日付本紙では「晴れ――」公開前の渡辺のインタビューが掲載されている。同作について渡辺は「まあ、楽しかったですよ。『積木――』は1年のブランクの後の映画でしたし、何が何だか分からないうちに進んでいるという感じでしたけど、今回は余裕を持ってできました。(苦労したのは)セリフです。テンポがすごく速くて、井筒(和幸)監督の指示を受けながら、どこを強調するか考えなければならなかったんですよね」と笑顔を見せた。
結婚観については「軽く十年は先の事で、想像もつかない。私はいくつかのことを同時にできないんです。結婚しても仕事を辞めることは考えられないから、相手のことを考えて最悪のパターンになっちゃう」としっかりした考えを明かした。
将来については「いい女優になりたいですね。賢い女優に。それとどんな生活をしているのか、どんなことが好きなのか興味を持たれる女優になりたい。私が載っただけでその雑誌が売れるような…」と希望を語った。
その後、86年の「彼のオートバイ、彼女の島」でも好演技を見せ、翌年に独立。その後も途切れることなく膨大な数の映画やドラマに出演し続け、美しさはいまだに健在である。 (敬称略)













